日本の北、山形には、何百年ものあいだひとつの巡礼として歩かれてきた三つの山があります。出羽三山、羽黒山、月山、湯殿山は、それぞれ現在、過去、未来を表し、三つの山をめぐることは生まれかわることとされてきました。道を案内するのは山伏、白装束で今もこの山で修行を続ける人たちです。羽黒山のふもとでは、山伏の営む宿坊が今も旅の人を泊め、山菜とごま豆腐の夕食を出しています。
この記事では、出羽三山とは何か、羽黒山で目にするもの、訪れる人が参加できる山伏修行とその料金、宿坊での一夜、訪れる時期、東京からの行き方をご紹介します。2026年11月2日に、出羽三山神社、文化庁、山形県、鶴岡市、ユネスコ、日本政府観光局、羽黒町観光協会、宿坊と修行を営む会社、ナショナル ジオグラフィック トラベラー、庄内空港、地元のバス会社の頁を読みました。どの神社や宿坊にも問い合わせてはいません。出典は最後にまとめています。京都の坐禅については京都で坐禅を英語で:どこで座れるか →をご覧ください。
要点
- 出羽三山は2016年、生まれかわりの旅として日本遺産に認定されました。羽黒山は現在、月山は過去、湯殿山は未来を表します。
- 羽黒山は一年中お参りでき、杉並木の2,446段の石段を上るか、冬は車で山頂まで行けます。2026年の月山の開山は7月1日から9月15日、湯殿山は6月1日から11月3日でした。
- 出羽三山神社は毎年8月、男女が参加できる3日間の修行を50,000円で行っています(日本語)。英語による3日間の個人向けの修行は、宿泊と食事込みで620,000円と案内されています。
- 羽黒町観光協会によると、手向の宿坊は1泊2食で10,000円ほどです。神社の宿、斎館では、精進料理の膳が2,750円と3,850円です。
出羽の三つの山
出羽三山は、山形の庄内地方にある羽黒山、月山、湯殿山の三つの山をまとめた呼び名です。出羽三山神社によると、江戸時代までは神と仏をともに祀る修験道の山で、羽黒派の山伏の修行は開山のときから受け継がれてきました。江戸時代になると庶民も三つの山をめぐる旅に出るようになり、羽黒派ではこれを三関三渡の旅と呼んでいます。
文化庁は2016年4月、「生まれかわりの旅」の名で出羽三山を日本遺産に認定しました。山形県で初めての認定です。羽黒山は現世、月山は過去、湯殿山は未来を表します。鶴岡市は、この物語を構成する31の文化財を挙げており、その中には国宝の五重塔や出羽三山の精進料理も含まれています。
羽黒山の石段と五重塔
山へは随神門から入ります。神社によると、ここから2,446段の石段が杉並木の中を山頂まで続き、歩いて約1時間半です。文化庁によると杉は樹齢300年から500年で、爺杉と呼ばれる一本は1,000年を超えます。門から10分ほど歩くと、木立の中に五重塔がひとつ立っています。地元のバス会社によると高さは29.0メートルで、1966年に国宝に指定されました。出羽三山の日本遺産の協議会は、いまの塔は1372年に建て直されたと伝えられていると記しています。
山頂には、三つの山の神をともに祀る三神合祭殿があります。茅葺きの屋根の厚さは2.1メートルです。二の坂の茶屋では、石段を上りきった人に無料で証明書を出しています。
訪れる人が参加できる山伏修行
出羽三山神社は三つの修行を一般に開いています。いずれも日本語で、夏に行われます。錬成修行道場は、健康な男女が3日間で三つの山をめぐる修行で、6時間で約15kmの山道を歩けること、冷たい水で身を清める禊ぎ、正座ができることを条件としています。2026年は8月1日から3日と8月8日から10日の2回で、料金は50,000円でした。入れ墨のある方は参加できません。男性の秋の峰入は8月26日から9月1日で70,000円、1993年に女性に開かれた神子修行は9月6日から10日で60,000円でした。2026年の申し込みは締め切られており、秋の峰入には携帯電話とカメラを持ち込めません。
英語で、ご自身の日程で参加したい方には、手向に拠点を置く Yamabushido が、3日間の個人向けのリセット修行を620,000円で案内しています。一年を通して受け付けており、英語と日本語を話す山伏、宿泊、プログラム中の移動、精進料理が含まれます。5日間のグループでの修行は2027年の6月と10月に予定されています。日本政府観光局は典型的な3日間のプログラムとして、禅寺での清め、宿坊での滞在、夜の山歩き、瞑想、羽黒山の案内付きの登拝を挙げており、案内するのは資格を持つ修験道の行者です。ナショナル ジオグラフィック トラベラーは2023年、別の会社による3日間の体験を、食事と宿泊込みで1人1,500ポンドからと紹介しています。
宿坊の一夜
文化庁によると、羽黒山のふもとの手向にはかつて300を超える宿坊があり、今も山伏が営んでいます。羽黒町観光協会は14の宿坊を挙げており、1泊2食で10,000円ほど、精進料理は事前の予約制です。宿坊にはそれぞれ違いがあります。約400年続く大聖坊は、13代目の主人が羽黒山伏の最高位にあり、20名まで泊まれて、海外からの客も迎えています。宮田坊は170名まで泊まれ、温泉があります。
山頂近くの斎館は神社の宿です。かつて山にあった三十ほどの寺院の建物のうち、ただひとつ残ったもので、鶴岡市の指定文化財になっています。精進料理は予約制で、7品で2,750円、10品で3,850円、それぞれに汁、ご飯、漬物が付きます。完全なヴィーガンの食事は前もって相談するよう求めています。1泊2食は13,200円からで、部屋の多くは広間を仕切ったもので、完全な個室にはなっていません。完全な個室をお望みなら、宿坊の近く、羽黒山の中にホテルの休暇村庄内羽黒があります。
山の食
ここの精進料理は、巡礼の食事です。日本遺産の物語では、料理が山の景色に見立てられています。ごま豆腐は出羽の島、月山の筍の揚げ物は山小屋、ふきの煮物は身を清める祓川に架かる橋です。山のふもとの町、鶴岡は2014年に日本で初めてユネスコ食文化創造都市に認定され、ユネスコの頁は、山菜やきのこ、米とともに、出羽三山の修験道をその伝統のひとつに挙げています。
訪れる時期
羽黒山は一年中お参りできます。冬は石段の雪かきをしないため上れず、神社は、除雪した有料道路を冬用タイヤの車で山頂まで上るよう案内しています。月山が開くのは夏だけで、2026年は7月1日から9月15日まで、湯殿山は6月1日から11月3日の正午まででした。神社の修行は8月と9月に行われます。石段を歩くなら晩春と初秋が向いています。雪の冬のお参りはもっと静かで、車で上り、雪をかぶった杉に迎えられます。
行き方
庄内空港の時刻表では、羽田と庄内のあいだをANAが毎日片道5便飛んでおり、飛行時間は約1時間です。連絡バスで鶴岡駅まで約30分、1,000円です。鶴岡駅からは庄内交通のバスで羽黒山頂まで約53分、1,400円、随神門までは約40分です。鉄道では、日本政府観光局によると、東京から新潟まで上越新幹線で約2時間、そこから特急いなほで鶴岡まで約1時間50分です。空港からは貸切の車がいちばん楽です。
静かな三日間
飛行機はお昼前に庄内に着き、車は田んぼの中の道を山へ向かいます。午後は随神門から最初の石段を上り、杉木立の中の五重塔を見て、日暮れには宿坊へ。夕食は畳の部屋でいただく山の料理の膳で、夜はとても静かです。暗くなってから、山伏の案内で杉並木を少し歩きます。翌日は山と静けさのための一日です。最後の朝は山頂の社殿にお参りし、ゆっくり朝食をとって、車で空港へ戻ります。
STAYGOにできること
羽黒山での滞在には、飛行機、庄内空港からの車、宿坊やホテルと夕食、修行や山伏の案内による登拝を手配し、英語の案内がないところでは通訳がおつなぎします。食事の決まりやアレルギーは前もって各宿にお伝えし、日程がすでに埋まっているときや、その年の修行の受け付けが終わっているときは、そのまま正直にお伝えします。着いたときにはお部屋が整い、翌朝の山歩きの用意もできています。手配はすべてお客様のお名前で行い、宿坊や案内人、修行の主催者、運転手へのお支払いは、それぞれの料金のまま直接お支払いいただきます。私どもの手数料や上乗せはありません。旅は7〜14日の Signature、より長い旅や込み入った旅は Bespoke でお手伝いします。
出典と確かめ方
2026年11月2日に次の頁を読みました。修行、宿、季節、行き方は出羽三山神社、遺産と食は文化庁、山形県、鶴岡市、ユネスコ、滞在とプログラムは観光の団体、宿坊、修行を営む会社、訪れた人の記録はナショナル ジオグラフィック トラベラー、交通は庄内空港と庄内交通です。どの神社や宿坊、案内人にも問い合わせてはいません。
- 出羽三山神社 参拝のご案内:通年の参拝、冬の行き方、石段、月山と湯殿山の時期
- 出羽三山神社 錬成修行道場:日程、道のり、条件、料金
- 出羽三山神社 秋の峰入:日程、条件、料金
- 出羽三山神社 神子修行:日程と料金
- 出羽三山神社 斎館:精進料理、部屋、料金
- 文化庁 日本遺産「生まれかわりの旅」:三つの山、杉並木、五重塔、手向、料理
- 山形県 出羽三山の日本遺産認定:山形県で初めての認定
- 鶴岡市 日本遺産:31の文化財
- ユネスコ創造都市ネットワーク 鶴岡(英語):2014年からの食文化創造都市
- 出羽三山 日本遺産協議会:手向と五重塔
- 日本政府観光局 山伏リセット修行(英語):典型的な3日間のプログラム
- 日本政府観光局 山伏修行(英語):東京からの鉄道の所要時間
- 羽黒町観光協会 宿坊と旅館:14の宿坊と一般的な料金
- 宿坊 大聖坊:宿坊の歴史
- Yamabushido「Private Reset Training」(英語):日数、料金、含まれるもの
- ナショナル ジオグラフィック トラベラー 山伏と歩く自然の巡礼 2023年(英語):訪れた人の記録と料金
- JTB 休暇村庄内羽黒:羽黒山のホテル
- 庄内空港 フライトとアクセス:羽田からの便と鶴岡へのバス
- 庄内交通 羽黒山、月山へのバス:時間、運賃、五重塔、石段の証明書
よくあるご質問
海外からの旅行者も山伏修行に参加できますか
できます。出羽三山神社は毎年夏に一般向けの修行を日本語で行っており、男女が参加できる3日間のプログラムは50,000円です。英語では、Yamabushido が3日間の個人向けの修行を一年を通して行っており、宿泊と食事込みで620,000円と案内しています。
体力はかなり必要ですか
神社の修行には必要です。健康で血圧が正常であること、6時間で約15kmの山道を歩ける体力があることが求められます。宿坊に泊まり、案内付きで羽黒山に登拝するだけなら、負担はずっと軽くなります。
冬に羽黒山を訪れることはできますか
できます。山頂の神社は一年中お参りできます。石段は雪かきをしないため、冬は除雪した有料道路を冬用タイヤの車で山頂まで上ります。月山と湯殿山は冬のあいだ閉じています。
宿坊とはどんなところで料金はいくらですか
宿坊は山伏が営む参拝者のための宿です。羽黒山のふもとの手向では1泊2食で10,000円ほどで、精進料理は前もって予約が必要です。部屋は簡素で、完全な個室でないことも多くあります。
東京から出羽三山へはどう行けばよいですか
羽田から庄内まで飛行機で約1時間、そこからバスで鶴岡まで約30分、さらにバスで羽黒山頂まで約53分です。空港からは貸切の車がいちばん楽です。
羽黒山での滞在をご相談ください
行きたい時期をお知らせください。静かなお部屋と、ご都合のよい時間の山歩きについて宿坊や山伏に聞き、確かめられたことをお返しします。
計画をはじめる →24時間以内に、文面でお返事いたします
手配する