京都で英語の指導を受けて坐禅をするなら、いちばん分かりやすいのは二つです。妙心寺の塔頭の春光院では、十数人ほどでお茶を伴う2時間の坐禅が1人¥22,000(税別)です。祇園に近い建仁寺の両足院では、80分の個人または団体の坐禅が¥120,000からです。同じ妙心寺の退蔵院も英語で坐禅を教えており1人¥5,000ですが、10人以上の貸切の団体に限ります。英語の回はどれも事前の予約が必要で、ほとんどが午前中です。

2026年10月14日に、各寺の公式サイト、そこからつながる予約ページ、京都市の公式観光案内を読みました。本表に載せたのは、言葉、時間、料金、申し込み方を公式ページに書いている回だけです。建仁寺と東福寺の一般向けの坐禅会二つは、ページに英語の記載がないため、すでに坐禅の経験がある方向けに別に載せました。出典は最後にまとめています。宿坊、森林浴、精進料理まで含めた全体像は日本で心と体を整える旅をご覧ください。この記事で扱うのは京都での坐禅だけです。

要点


英語で坐禅ができる場所

京都には何百もの禅寺がありますが、訪れる人に英語で教える寺は少なく、料金を公表している寺はさらに少数です。ここに挙げるのは、2026年10月14日に自らのページでそれを示していた寺です。春光院と退蔵院は、京都北西の花園にある妙心寺の境内の塔頭です。両足院は祇園のそばにある建仁寺の14の塔頭の一つで、1358年に開かれました。

英語の指導がある京都の坐禅、各寺の公式ページの公表内容、2026年10月14日に確認
寺と回時間英語公表料金申し込み方
春光院、喫茶去 Zen and Tea
妙心寺、花園
約120分あり、英語で実施1人¥22,000+税(税込み¥24,200)決まった日に事前予約が必要。7日前を切った取り消しは全額
春光院、The Way of Zen(貸切)
妙心寺、花園
120分から150分あり、英語で実施1人から5人のグループで¥220,000(税込み)、内金¥110,000と残金¥110,000で支払い掲載日の14:00、ほかの日は問い合わせ。内金は返金なし。2週間前までに変更を伝えない場合は全額
両足院、個人の坐禅
建仁寺、祇園
80分英語での指導が可能¥120,000から、10人まで寺のサイトの申込フォームに希望の日、時刻、人数を記入
両足院、団体の坐禅
建仁寺、祇園
80分団体のページには英語の記載なし¥120,000から、20人まで寺のサイトの申込フォーム
両足院、指導なしの坐禅
建仁寺、祇園
9:30から10:15封筒に入れた書面の案内。寺の係は日本語のみ1人¥4,000寺の予約ページで事前予約。支払い後の取り消し・返金なし
退蔵院、寺の案内付きの坐禅
妙心寺、花園
90分あり、英語のプログラム1人¥5,000(税込み)10人から80人の貸切の団体のみ、2か月前から2週間前まで問い合わせフォームで申し込み。10人分の内金を1週間前までに支払い

この表の中で、見た目以上に大事な点が二つあります。春光院の日程のページでは喫茶去の定員は最大12人ですが、読んだ個別の日のページでは11人でした。いずれにしても十数人ほどの部屋です。また春光院は貸切の回を8人までとしていますが、読んだ申込券は1人から5人のグループ向けなので、6人から8人の場合は寺に直接尋ねます。

10人に満たないご夫婦やご家族には退蔵院の標準のプログラムは使えないので、少人数の場合はまず春光院か両足院を見ます。

すでに座る方のための一般の坐禅会

京都の本山のうち二つは、費用がほとんどかからず予約も要らない一般向けの坐禅会を定期的に開いています。どちらのページにも英語の記載はありません。坐禅の習慣があり、英語の案内なしに寺の作法についていける方に向いています。

建仁寺と東福寺の一般向けの坐禅、2026年10月14日に確認
寺日時内容料金と予約
建仁寺、Senkokai毎月第2日曜、7:30から9:30ごろ。次回は2026年11月8日。8月は休み20分の坐禅を2回、読経、そのあと法話。11月8日は法話なし無料、予約不要。10人以上の団体は参加を控えるよう依頼あり。当日は本坊の拝観不可
東福寺、日曜坐禅会毎週日曜、6:30から7:00。行事の日を除く禅堂(Daizendo)での坐禅、そのあと30分から50分の青空法話が続くことが多い料金・予約の記載なし。開始10分前に着座
寺の堂内で坐禅を組む三人の後ろ姿

一回の流れ

公表されている内容は、坐禅のまわりにどれだけ話があるかで違います。前もって流れを知っておくと選びやすくなります。

両足院の指導付きの坐禅

両足院は80分の中身をはっきり書いています。坐禅の指導、坐禅、法話、質疑を最初の60分で行い、そのあと20分は座り続けても境内を歩いてもよい自由時間です。団体のプログラムは初めての方向けとされ、実際に座る前に具体的な方法を教わります。寺のトップページには、庭を望みながら座ると書かれています。

両足院の指導なしの坐禅

両足院の朝の回には、部屋に指導者がいません。9:20から9:25のあいだに毘沙門天堂の入口で受付をし、9:30から9:45までゆっくり歩き、9:45から10:05まで本堂の坐蒲に座ります。そのあいだは封筒に入れて置かれた案内に従います。10:05に鐘が一つ鳴って坐禅が終わり、二つ目で堂を出ます。入る前に携帯電話の電源を切り、境内のどこでも会話はしません。教わるより静けさを好む方に向いています。

春光院の喫茶去

喫茶去は、春光院自身の訳では「お茶をどうぞ」という意味です。春光院の回は、朝日焼、開化堂、金網つじの伝統の道具で淹れる水出しのお茶から始まり、指導付きの坐禅、五感すべてを使うお茶の味わい、白隠の教えにつながる心身を整える軟酥の法へと進みます。そのあとに法話、自由な質疑、庭と本堂の案内が続きます。寺は、瞑想の経験も仏教の知識も要らないと書いています。会話は住職と英語で直接行い、通訳は入りません。

建仁寺の Senkokai

建仁寺の毎月の一般の坐禅会は、20分の坐禅を2回、皆での読経、管長の法話で、9:30ごろに終わります。修行の場である禅寺そのままの形で、ページに英語の記載はありません。

服装と座り方

服装の決まりを公表しているのはこのうち二つの寺だけで、要点は一致しています。春光院は靴下を必須とし、控えめな服装を勧め、座る瞑想に短いスカートは避けるよう書いています。東福寺はゆったりした服で来るよう求め、短いスカートや細身のズボンは向かないとしています。また、坐禅中に僧が肩を打つ平たい木の棒、警策がフードに当たってはいけないので、パーカーやフードの付いたものは着ないよう求めています。

実際には、ゆとりのあるズボンか長くたっぷりしたスカート、前にかがんでもずり上がらない上着、そしてきれいな靴下です。どの堂も入口で靴を脱ぐからです。貴重品はホテルに置いてきてください。両足院は、指導なしの回では持ち物から離れる時間があると注意しています。

座布と椅子

どの回も畳の上の座布で教わります。両足院の指導なしの回のページは丸い坐禅用の座布である坐蒲の名を挙げており、読んだ坐禅のページのどれにも椅子の記載はありません。正座やあぐらで20分座るのが難しい場合は、申し込む前に寺に尋ねます。下で紹介する両足院の写経の回は、参加者全員に椅子を用意し床に座る必要はないと書いているので、床に座れない方にはやさしい代わりになります。

早めに静かに着く

東福寺は6:30の開始の10分前に着座するよう求めています。両足院の9:30の回の受付は5分間だけです。建仁寺の11月の案内は、7:30の開始に遅れずに来るよう求めています。建仁寺の境内には車で入れず、両足院は公共交通機関か、外の駐車場から歩いて来るよう求めています。

京都の寺の畳の間から緑の庭を眺めて座る人たち

京都の一日に坐禅を組み込む

京都の寺がいちばん静かなのは表門が開く前で、坐禅の時刻もその流れに沿っています。東福寺は日曜の6:30、建仁寺は第2日曜の7:30、両足院の指導なしの回は9:30、春光院の喫茶去はほとんどの日が10:00です。退蔵院は8:00から17:00のあいだならいつでも団体を受け入れます。朝に座れば午後は街のほかの場所に使えます。京都の地域ごとの時間の使い方は京都の手引きにまとめています。

同じ境内の庭と組み合わせる

妙心寺の朝。春光院と退蔵院はどちらも妙心寺の中にあります。退蔵院はここで一年中公開している数少ない塔頭の一つで、9:00から17:00(12月中旬から2月末までは16:00まで)、一般の拝観料は¥700で、円でしか払えません。枯山水の庭は画家の狩野元信の作と伝えられ、20世紀の池泉の庭、余香苑もあります。春光院の10:00の喫茶去のあと退蔵院の庭を巡れば、タクシーを使わずに午前が埋まります。

祇園の朝。両足院は建仁寺の境内にあり、建仁寺の一般の拝観料は2026年12月31日まで¥800、2027年1月1日から¥1,000です。指導なしの回は10:15に終わるので、祇園の通りが混む前に建仁寺の堂と庭を見る時間が残ります。

東福寺の日曜。6:30の坐禅のあとはたいてい青空法話が続き、寺は9:00に拝観を始めます。方丈の庭は大人¥500で、2026年11月1日から¥600に上がります。秋の時期、11月14日から12月6日は通天橋と開山堂が¥1,000で、通天橋は8:30に開きます。寺がひどい混雑を予告しているのもこの時期なので、その数週間を外した夜明けの坐禅のほうが落ち着いて過ごせます。

回が休みになる時期

春光院は正月の行事のため12月31日から1月4日まで回を行いません。また坐禅の部屋の隣の建物の修復のため、2027年1月と2月は空きが限られる見込みです。建仁寺は8月に坐禅会を行いません。京都の日程がこの時期に重なる場合は、まず両足院を見ます。

写経と精進料理もあわせて

坐禅と自然に並ぶ静かな営みが二つあり、どちらも行っている寺が自らのページに書いています。

両足院の写経

両足院の写経の回は10:00から11:30で1人¥4,000、冷たい日本茶が出ます。息と姿勢に気を配りながらお経を一字ずつなぞり、書き上げたものは寺の法要で奉納されます。椅子が用意されています。予約は1か月ずつ開き、確定後は取り消せず、15分を超えて遅れると取り消し扱いになります。建仁寺自身の写経は当面休止しています。同じ心持ちの手を動かす体験としては、京都での香の調合が同じ日によく合います。

坐禅とともに精進料理

寺の精進料理は心と体を整える旅の手引きで扱っています。ここでは、坐禅の訪問の一部として公表されている二か所を挙げます。退蔵院は、京都の料理店「阿じろ」が用意する完全な菜食の昼食を寺の案内付き90分で、1人¥8,500から、10人から30人の団体に出しています。坐禅、案内、昼食を組み合わせた寺自身の例は1人¥11,500で、前もって伝えれば料理人が予算やアレルギーに合わせてくれます。春光院は貸切のプログラムに追加として精進料理を出しており、泊まりがけの修行には季節の精進料理、坐禅、書、茶、寺での一泊が含まれます。春光院は食事と泊まりがけの修行の料金を自らのページに載せていません。

撮影と静けさ

ここに挙げた寺の中でいちばん細かい決まりを公表しているのは建仁寺で、両足院のある建仁寺の境内全体に当てはまります。写真は手持ちのカメラか携帯電話でのみ撮れます。動画はSNS用も含めて一切撮れません。三脚、一脚、自撮り棒、ジンバル、体に付けるアクションカメラ、ドローンは禁止です。撮影は手短に、立ったまま撮り、集合写真は撮らないよう求めています。決まりを守らない人には退出を求めることがあると寺は書き添えています。

東福寺は、三脚を使わない、境内で飲食をしない、写生をしないよう求めており、秋の公開の時期には通天橋と臥雲橋での撮影を控えるよう求めることがあります。両足院は指導なしの坐禅では入る前に携帯電話の電源を切るよう求め、音の瞑想では動画の録画を禁じています。坐禅のあいだは、カメラを鞄にしまっておくことをお勧めします。

どの回がどなたに合うか

初めてで、禅とは何かを知りたい方。春光院の喫茶去です。英語で2時間、質問の時間もあり、十数人ほどの部屋で、1人¥24,200です。

部屋を自分たちだけで使いたいご夫婦やご家族。5人まで¥220,000の春光院の貸切の回か、10人まで¥120,000からの両足院の個人の坐禅です。両足院の回は短く坐禅そのものに重きがあり、春光院の回は会話とお茶が多めです。

静けさがほしく、指導は要らない方。両足院の指導なしの坐禅、¥4,000です。作法をすでに知っている方なら建仁寺と東福寺の一般の坐禅会もあります。

10人以上のグループ。退蔵院です。坐禅、お茶、菜食の昼食を団体で組み合わせられます。

申し込む前に確かめること

私たちの手配の仕方

座り方と、どれくらい会話がほしいかに合わせて回を選び、日程と、姿勢や椅子についての質問を添えて寺に連絡し、お客様のお名前で手配します。お支払いは寺の公表料金のまま寺へ直接で、私たちが手数料や上乗せをいただくことはありません。朝の坐禅は、近くの庭と昼食とともに、京都でのほかの日々の中に収まります。STAYGOのSignatureプランは7日から14日の旅で1グループUSD 3,500、より長い旅や特別な旅はBespokeとしてお見積もりします。

出典と調べ方

2026年10月14日に、各寺の公式サイトと、そこから寺自身のプログラムのためにつながる予約ページ、京都市の公式観光案内を読みました。寺への問い合わせはしていません。料金はその日の公表どおりで、変わることがあります。ページが税を別に示していた場合はそう書いています。予約サイト、旅行会社、報道の数字は使っていません。

よくあるご質問

京都で英語の坐禅ができるのはどこですか

妙心寺の春光院は、決まった日に英語で2時間の喫茶去の回を行い、希望に応じて貸切の回も行います。建仁寺の両足院は、英語の指導付きで80分の個人の坐禅を出しています。妙心寺の退蔵院は、10人以上の貸切の団体に英語で坐禅を教えています。

京都の坐禅はいくらかかりますか

2026年10月の各寺の公式ページでは、春光院の喫茶去が1人¥24,200(税込み)、春光院の1人から5人の貸切が¥220,000、両足院が1回¥120,000から、両足院の指導なしの坐禅が¥4,000、退蔵院が10人以上の団体で1人¥5,000でした。建仁寺の毎月の一般の坐禅会は無料です。

京都の坐禅には何を着ればよいですか

ゆったりした控えめな服と靴下です。春光院は靴下を必須とし、短いスカートは避けるよう書いています。東福寺は短いスカートや細身のズボンは向かないとし、フードの付いたものは着ないよう求めています。

京都の坐禅で椅子に座れますか

読んだ坐禅のページは座布に座る形を書いており、椅子の記載はないので、申し込む前に寺に尋ねる価値があります。両足院の写経の回は参加者全員に椅子を用意しています。

京都の坐禅は事前の予約が必要ですか

この記事で挙げた英語の回はすべて必要です。退蔵院は2か月前から2週間前まで受け付け、両足院は一部の回を1か月ずつ開き、春光院は事前の予約を求めています。建仁寺の毎月の一般の坐禅会は予約不要です。

京都でふさわしい師のもとで坐禅を

京都での日程、坐禅の経験があるかどうか、貸切の部屋と一緒の回のどちらがよいかをお知らせください。私たちが選ぶ回、まわりの庭と昼食、それぞれの費用をお返しします。

相談をはじめる →
STAYGO Blog の他の記事
日本で心と体を整える旅 → 2026年の京都、そしてまだ静かな場所 → 京都での香の調合 → 日本で心と体を整える旅、東京から組む旅程 →