上高地は、北アルプスの標高およそ1,500 m、中部山岳国立公園の中にある谷で、1年のうち決まった期間だけ開いています。2026年の期間は4月17日から11月15日までで、11月16日からはバスが止まります。谷へ入る道は1年を通してマイカーが通れないため、誰もが松本側の沢渡か岐阜側の平湯の駐車場からシャトルバスかタクシーで入ります。東京からは新宿から松本までの特急あずさが一般的で、JR東日本の2026年11月の時刻表では、あずさ1号が新宿を7:00に出て松本に9:38に着きます。
この記事では、列車とバスと道路の決まり、大正池から河童橋を通って明神池までの散策、紅葉の時期と閉山、谷の中に泊まれる2軒のホテル、城下町の松本、近くの温泉地をまとめています。時刻・料金・日付はすべて2026年11月2日に公式ページで確かめ、出典は最後に載せています。さらに北の山越えも考えているなら、立山黒部アルペンルートは松本から列車とバスで1時間半ほどの所から始まります。
要点
- 上高地の2026年の開山期間は4月17日から11月15日まででした。確認した時点で2027年の日程はまだ出ておらず、2026年の例では4月中旬から11月中旬です。
- マイカーとバイクは1年中通れません。アルピコの沢渡からのシャトルバスは約30分で片道¥1,600、往復¥3,000、アルピコタクシーの料金表では松本駅から上高地までが定額¥19,900です。
- 上高地帝国ホテル(74室、1933年開業)と河童橋のたもとの五千尺ホテル上高地は、どちらも4月下旬から11月上旬の営業で、2026年の最終宿泊日はともに11月14日でした。
- 上高地公式サイトの日記では、谷の中心部のカエデの見頃は10月20日ごろ、カラマツの黄葉は10月下旬から11月初めとされています。
- 松本城は国宝で、松本市は天守を1593〜1594年の築造としています。開館は8:30〜17:00、時間指定の電子チケットは¥1,200です。
東京と松本からの行き方
拠点は松本です。上高地公式サイトによると、新宿から松本まではJRで2時間半〜3時間、高速バスで3時間〜3時間半です。
新宿から特急あずさ
JR東日本の特急あずさは、新宿から中央線で立川、八王子、甲府、小淵沢、茅野、上諏訪、塩尻を経て松本へ向かいます。2026年11月の時刻表では、あずさ1号が新宿7:00発、松本9:38着です。普通車は全席指定が可能で、グリーン車もあります。きっぷは駅かJR東日本のサイトでご自身でお求めください。
松本から谷へ
- 電車とバス。アルピコ交通上高地線で松本から新島々まで約30分、そこからバスで上高地まで約60分です。上高地公式サイトでは、上高地から新島々・松本へ戻るバスと、松本からの直行バスは予約が必要とされています。
- タクシー。アルピコタクシーの料金表では、松本駅と上高地のあいだが定額¥19,900、松本空港からは¥20,300です。タクシーは規制区間を通ることができます。
- 帰りの最終バス。沢渡行きシャトルバスの上高地発の最終は17:30で、公式サイトは谷から出る最終便を18時ごろとしています。乗り遅れると、山を越える長いタクシーの距離になることがあります。
道路の決まり
五千尺ロッジによると、上高地へ入る道のマイカー規制は1975年から続いており、公式サイトは環境を守るため1年中の規制としています。車で来た場合は、松本インターから約60分の沢渡(1日およそ¥700)か岐阜側の平湯(およそ¥600)に停め、バスかタクシーで20〜30分です。東京からは調布インターから松本インターまで約3時間です。
- 沢渡のシャトルバス。アルピコのバスは開山期間だけの運行で、所要約30分、大正池と帝国ホテル前に停まってから上高地バスターミナルに着きます。大人は片道¥1,600、往復¥3,000で、往復券の帰りは7日間有効です。座席の予約はできず、乗車券は当日販売で、並んだ順に乗ります。
- 駐車場からのタクシー。アルピコタクシーの料金表では、沢渡から上高地バスターミナルまでがゾーンにより¥5,400か¥6,000、平湯温泉地区からは¥5,700に安房トンネルの通行料が加わります。
- 遅い到着。五千尺ロッジは、19時(夏は20時)以降は上高地に車両が入れないと案内しています。
東京から1日運転手付きの車を使う場合や、松本から沢渡までの料金は、日本の運転手付きハイヤーの料金にまとめています。
大正池、河童橋、明神池
谷は梓川に沿って上流へ延びていて、定番の散策路も川に沿っています。以下の所要時間は上高地公式サイトによるものです。
- 大正池。気象庁によると、1915年6月6日の焼岳の噴火で泥流が梓川をせき止め、そこにできたのが大正池です。同年7月の測量では、今の2倍以上の広さがありました。水は川沿いの木々を沈め、風のない日には焼岳と穂高の峰が水面に映ります。
- 大正池から河童橋。梓川の右岸で約75分・3.8 km、左岸で約80分・4 kmです。大正池までバスで行き、河童橋へ歩いて戻れば、往復の半分の時間で済みます。
- 河童橋。谷の中心にある橋で、バスターミナルから歩いて約6分、上流に穂高連峰が見えます。nippon.comは、ここでは名前の由来の河童よりも猿に出会うことのほうが多いと書いています。
- 河童橋から明神。右岸で約60分・3 km、左岸で約50分・2.5 kmで、公式サイトは往復約2時間としています。
- 明神池。池は穂高神社奥宮の神域で、一之池と二之池の2つからなります。入口で拝観料を納めて入ります。毎年10月8日には、池でお船祭りが行われます。
明神からさらに徳沢まで片道約1時間で、公式サイトは河童橋からの往復を4〜5時間としています。
早朝の上高地
日帰りの人はバスとともに来て、バスとともに帰ります。沢渡行きの最終は17:30発で、8月から10月は毎日、沢渡の始発が5:00に出て5:30ごろに谷に着きます。その前と後の時間は、泊まった人のものです。
たとえば、谷の朝はこんなふうです。暗いうちは川の音が大きく、吐く息が白く見えるほど冷えています。光が穂高の頂に届くころ、大正池へ向かう右岸の道には誰もおらず、聞こえるのは水の音と、フロントで借りた熊鈴の音だけです。池には霧がかかり、その奥で焼岳から噴気が上がっています。帰り道の河童橋には早起きの人が数人いるだけで、朝食の用意が整っていて、最初のバスがようやく坂を上ってくるところです。
実際のところは簡単です。五千尺ロッジはフロントで熊鈴を貸し出していて、熊は早朝と夜に出会いやすいと注意を促しており、ロッジの大浴場は6:00に開きます。最終バスが下りた後の夕方の散歩も、同じように静かです。
開山期間と紅葉
上高地は4月中旬に開き、11月中旬に閉じます。2026年は4月17日から11月15日までで、4月27日に開山祭があり、シャトルバスは11月16日から4月16日まで運休します。2027年の日程は2026年11月2日の時点で未発表でしたが、同じ時期になると見込まれます。
紅葉の時期
上高地公式サイトの2026年9月の日記は、色づく順番をこう説明しています。最初にカエデが色づき、谷の中心部では10月20日ごろに見頃を迎え、1週間ほど鮮やかなままです。カエデが散るとカラマツが続き、10月下旬から11月の初めが見頃です。同じ記事では、2026年は何週間も続いた雨で色づきが遅れているとしており、時期は年によって1週間ほど前後します。
シーズンの終わり
施設は最終日の前から順に閉まります。公式の2026年閉山計画では、帝国ホテルと五千尺ホテルの最終宿泊日は11月14日、明神の穂高神社奥宮は11月14日まで、谷の奥のいくつかの山小屋は11月初めに閉まりました。上高地そのものは11月15日まで開いていて、インフォメーションセンターとビジターセンターはその日の17:00に閉まりました。
nippon.comは、上高地が涼しい夏と秋の紅葉で知られていると書いています。上高地の秋をほかの土地と比べるなら、桜と紅葉、どちらの季節が合うかをご覧ください。
松本の城と工芸と音楽
松本は、谷の前後に1泊するだけの値打ちがある町です。
松本城
松本城は国宝で、公式サイトは五重六階の天守を持つ現存最古の城としています。松本市の見解では、大天守、乾小天守、渡櫓は1593〜1594年に建てられ、辰巳附櫓と月見櫓はその約40年後、江戸時代の初めに加えられました。
- 時間。8:30〜17:00で、最終入場は16:30です。休みは12月29日〜31日だけです。
- 入場券。大人の電子チケット(時間指定)は¥1,200、当日の紙の券は¥1,300で時間指定はできません。電子チケットは購入後の取り消しや変更ができません。
- 混雑。城はゴールデンウィークとお盆が大変混み合うとしており、サイトで天守入口までの待ち時間を出しています。
工芸
クラフトフェアまつもとは5月末にあがたの森公園で開かれ、2026年は第42回として5月30日と31日に行われました。その前後には、地元の実行委員会による「工芸の五月」が町の5月を工芸で彩り、2026年の秋・冬の開催も発表されています。町での1日は、前もって選んだいくつかの工房やギャラリーを軸に組むことができます。
音楽
セイジ・オザワ 松本フェスティバルは1992年に指揮者の小澤征爾が始めた音楽祭で、サイトウ・キネン・オーケストラが中心です。2026年は8月16日から9月2日まで行われ、2027年は8月15日から9月2日と発表されています。会場はキッセイ文化ホール、まつもと市民芸術館、ザ・ハーモニーホール、あがたの森文化会館です。
泊まる場所
谷の中
- 上高地帝国ホテル。1933年開業、木のぬくもりのあるロッジ風の客室が74室で、営業は4月下旬から11月上旬です。穂高連峰を望むバルコニー付きの客室や、リビング付きのスイートがあります。チェックインは14:00から、チェックアウトは11:00です。2026年11月2日に一休で日付を指定せずに見たところ、24.8 m²のツインルームAが2名・食事なしで¥50,700からでした。
- 五千尺ホテル上高地。河童橋のすぐ横に建ち、1918年に小さな宿として始まりました。営業は4月下旬から11月上旬です。上の階の客室にはバルコニーがあり、夕食はメインダイニング「GRAND」のフランス料理です。
- 五千尺ロッジ。河童橋を渡ってすぐで、チェックインは15:00から、大浴場は朝早くから開いています。
谷に1泊すれば夕方と朝が手に入り、2泊すれば明神までの往復に時計を気にせず丸1日をあてられます。
松本近くの温泉
- 美ヶ原温泉と浅間温泉。松本の中心部から車で約15分です。松本市の観光サイトによると、美ヶ原温泉は奈良時代にさかのぼり、日本書紀に「束間の湯」として記されています。
- 白骨温泉。松本市の山あいにあり、湧き出たときは透明な湯が、時間とともに乳白色に変わります。長野県観光機構は、400年を超える歴史があり、新島々からバスで約55分としています。2026年9月からは、アルピコが上高地から白骨温泉・乗鞍高原方面への乗り継ぎ便も運行しています。
- 奥飛騨温泉郷。岐阜県高山市にある5つの温泉地で、平湯、新穂高、栃尾などがあります。平湯は岐阜側から上高地への入口で、その先の高山は白川郷の記事で紹介しています。
旅館の選び方と1泊に含まれるものは、日本の旅館の選び方にまとめています。
上高地と松本の手配
上に挙げた開山期間、バスの時刻、ホテルの営業日に合わせて日程を組み、お客様のお名前で手配します。
- 列車。計画に合うあずさと席の種類をお伝えします。きっぷは駅かJR東日本のサイトでご自身でお求めください。
- 車。東京のホテルから、または松本駅から沢渡のタクシー乗り場まで、運転手付きの車でお荷物ごとお送りします。谷の中への最後の区間は、タクシーかシャトルバスです。
- 宿。松本に1泊、谷に1〜2泊、美ヶ原・白骨・奥飛騨の旅館。それぞれお客様のお名前で手配し、お支払いは宿へ直接お願いしています。
- ガイド。明神までの散策には谷をよく知るガイドを、松本では城といくつかの工房をめぐる午前をご用意します。
松本の南、木曽谷の旧街道も歩くなら、馬籠から妻籠へをご覧ください。
出典と確かめ方
2026年11月2日に確認。料金は税込み、特に断りのない限り大人1名分です。
- 上高地公式ウェブサイト トップとお知らせ、車でのアクセス、公共交通機関でのアクセス:2026年の開山期間、マイカー規制、駐車料金、乗り換えの所要時間、松本と東京からの経路、予約の決まり、最終便
- 上高地公式ウェブサイト 人気の散策コース、日記 A hint of autumn in the air:散策の所要時間と距離、紅葉の時期
- 上高地公式ウェブサイト 2026年 各施設の閉山計画:ホテルの最終宿泊日、奥宮の閉まる日、最終日
- アルピコグループ 沢渡〜上高地シャトルバス、アルピコ交通 路線バス さわんど駐車場〜上高地:運賃、乗車券の決まり、停留所、始発と最終、乗り継ぎ便
- アルピコタクシー 上高地周辺料金案内:松本、沢渡、平湯からの定額運賃
- JR東日本 時刻表 特急あずさ1号:新宿7:00発、松本9:38着、停車駅、座席
- 気象庁 長野地方気象台 大正池を形成した焼岳の噴火(1915年):日付、泥流、1915年当時の池の大きさ
- ニッポン旅マガジン 穂高神社の神域 明神池:穂高神社奥宮、2つの池、拝観料、10月8日の例大祭
- nippon.com Kamikōchi: Natural Beauty Among the Japan Alps:標高、河童橋、野生動物、マイカー規制
- 上高地帝国ホテル 施設概要、総支配人あいさつ:客室数、営業期間、1933年
- 一休 上高地帝国ホテル:日付指定なしで表示された客室と食事なしの料金、チェックインとチェックアウト
- 五千尺ホテル上高地、五千尺ロッジ よくある質問:河童橋横の立地、1918年、客室、食事、1975年からのマイカー規制、車両の入れる時間、熊、浴場の時間
- 国宝 松本城 観覧案内、天守の構造:時間、入場券、休み、築造年代
- セイジ・オザワ 松本フェスティバル 2026年プログラム発表、松本市公式観光サイト フェスティバル案内:2026年と2027年の会期、会場、1992年
- 松本クラフト推進協会 クラフトフェアまつもと、工芸の五月:第42回、会場、日程、秋・冬の開催
- 松本市公式観光サイト 松本の温泉ガイド、長野県観光機構 白骨温泉、奥飛騨温泉郷観光協会:場所、歴史、湯の色、バスの所要時間
よくあるご質問
上高地はいつ開いていますか
上高地は4月中旬から11月中旬まで開いています。2026年は4月17日から11月15日までで、シャトルバスは11月16日から4月16日まで運休します。2026年11月2日に確認した時点で、2027年の日程はまだ発表されていませんでした。
上高地へ車で行けますか
行けません。マイカーとバイクは1年中通行できません。沢渡か平湯の駐車場に停め、シャトルバスかタクシーで20〜30分です。沢渡からのシャトルバスは片道¥1,600、往復¥3,000です。
東京から上高地までどのくらいかかりますか
特急あずさで新宿から松本まで約2時間半で、あずさ1号は7:00発、9:38着です。松本からは電車で新島々まで約30分、そこからバスで約60分、またはタクシーの定額¥19,900です。
上高地の紅葉はいつが見頃ですか
上高地公式サイトの日記では、谷の中心部のカエデの見頃は10月20日ごろ、カラマツは10月下旬から11月初めが見頃とされています。時期は年によって1週間ほど前後します。
上高地の中に泊まれますか
泊まれます。上高地帝国ホテルと河童橋そばの五千尺ホテル上高地は4月下旬から11月上旬の営業で、2026年の最終宿泊日はどちらも11月14日でした。泊まれば、最終バスの後の夕方と始発前の早朝を過ごせます。
上高地と松本の日々の手配をお任せください
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