日本の一年は、行事と季節の習わしの暦で進み、その多くは日付が決まっています。1月1日のお正月に始まり、節分の豆まきは2027年は2月3日、桜は平年なら東京で3月31日ごろ、京都で4月4日ごろに満開になります。7月の京都は祇園祭一色で、山鉾巡行は7月17日と24日です。8月16日には京都を囲む山に五つの送り火がともり、お盆を締めくくります。11月は15日ごろの七五三と東京の酉の市、12月は京都の紅葉が続き、12月31日の夜の除夜の鐘で一年が終わります。
この記事では、一年を月ごとに、何があり、どこで、いつ見られるかをまとめ、2026年と2027年の国民の祝日と、列車や宿が混み合う週も添えました。日付はすべて2026年10月22日に、気象庁、国立天文台、内閣府、農林水産省、JR東海、そして記事に出てくる神社・寺・観光協会・祭りの実行委員会の公式の頁で確かめました。出典は最後にまとめています。年ごとに変わり、まだ発表されていない日付は、そのように書いています。季節そのもの、天気や光の具合については季節ごとに見る日本旅行の良い時期をご覧ください。
要点
- 毎年同じ日に行われるもの:3月3日のひな祭り、5月5日のこどもの日、7月7日の七夕、7月17日と24日の祇園祭の山鉾巡行、8月16日の五山送り火。
- 2027年の節分は2月3日で、旧暦で春の始まりとされた立春の前日です。2027年の中秋の名月は9月15日です。浅草の酉の市は、2026年は11月7日と19日です。
- 桜の開花は平年で東京が3月24日ごろ、京都が3月26日ごろ、満開は3月31日ごろと4月4日ごろです。かえでの紅葉は東京が11月28日ごろ、京都が12月5日ごろです。
- 年末年始、ゴールデンウィーク、お盆には、JR東海が「のぞみ」を全席指定席にします。次は2026年12月25日から2027年1月5日までです。
- 前もって席や枠を売る行事もあります。2026年の祇園祭では、京都市観光協会が6月1日から山鉾巡行の有料観覧席を販売し、最前列は¥8,000でした。
一年をひと目で
表の日付は、年を書いていない限り毎年同じです。桜と紅葉の日付は気象庁の1991年から2020年の平年値で、実際の日はその年の天候で前後します。
| 月 | 行事 | どこで | 日付 |
|---|---|---|---|
| 1月 | お正月、初詣 | 全国 | 1月1日 |
| 1月 | 七草がゆ | 家庭や料理店 | 1月7日 |
| 1月 | 鏡開き | 家庭 | 1月11日 |
| 2月 | 節分の豆まき | 京都の吉田神社、東京の浅草寺など全国の神社やお寺 | 2027年は2月3日、吉田神社は2月2日から4日 |
| 3月 | ひな祭り | 全国の家庭 | 3月3日 |
| 3月と4月 | 桜 | 東京、京都 | 平年の満開は東京で3月31日ごろ、京都で4月4日ごろ |
| 5月 | こどもの日、端午の節句 | 全国 | 5月5日 |
| 7月 | 七夕 | 全国 | 7月7日 |
| 7月 | 祇園祭 | 京都 | 7月1日から31日、山鉾巡行は7月17日と24日 |
| 7月 | ほおずき市(四万六千日) | 東京の浅草寺 | 7月9日と10日 |
| 8月 | 青森ねぶた祭 | 青森 | 8月2日から7日 |
| 8月 | 仙台七夕まつり | 仙台 | 8月6日から8日 |
| 8月 | 五山送り火 | 京都 | 8月16日、午後8時点火 |
| 9月 | お月見(中秋の名月) | 全国 | 2027年は9月15日 |
| 11月 | 酉の市 | 東京・浅草の鷲神社 | 2026年は11月7日と19日 |
| 11月 | 七五三 | 全国の神社 | 11月15日前後 |
| 11月と12月 | 紅葉 | 東京、京都 | 平年は東京で11月28日ごろ、京都で12月5日ごろ |
| 12月 | 羽子板市 | 東京の浅草寺 | 12月17日から19日 |
| 12月 | 大晦日、除夜の鐘 | 全国のお寺 | 12月31日 |
冬 1月と2月
1月 お正月です。農林水産省は、お正月を、新年の神様である歳神様を鏡もちを供えてお迎えし、お節料理や雑煮をいただく行事と説明しています。1月のはじめに、その年初めて神社やお寺にお参りする人も多く、これを初詣といいます。旅の方にとっては、お正月の装いの町を見られる機会で、それ以上のことを求められるわけではありません。1月7日には、七種類の若菜が入った七草がゆを食べます。1月11日は鏡開きで、鏡もちを下ろし、包丁は使わずに木づちなどで割って、お汁粉やぜんざいにしていただきます。
年末年始には、美術館や博物館、御所や城、料理店がそれぞれに休みを取ります。私たちはその日を中心に一日を組む前に、一つずつ確かめています。この時期に目にする熊手や破魔矢、鏡もちなどの縁起物は家に飾る日本の縁起物で、神社で受けるお守りはお守りの記事で紹介しています。だるまの目の意味はだるまの記事をご覧ください。
2月 節分は、旧暦で春の始まりとされ、かつては一年の始まりでもあった立春の前日です。国立天文台の暦要項では、2027年の立春は2月4日、節分は2月3日です。家庭では、煎った大豆をまいて災いを払い、年の数だけ豆を食べます。京都の吉田神社では節分祭が2月2日から4日までの三日間行われ、前日の午後には鬼やらいの追儺式があり、2日と3日には約800の露店が並びます。東京では、浅草寺が節分当日に節分会を行います。
春 3月から5月
3月 3月3日のひな祭りは女の子の節句です。家庭では桃の花やひな人形を飾り、ちらし寿司やはまぐりの潮汁をいただきます。春分の日は国民の祝日で、2027年は3月21日が日曜日にあたるため、22日も休日になります。
桜 気象庁の平年値では、桜の開花は東京が3月24日ごろ、京都が3月26日ごろで、満開は3月31日ごろと4月4日ごろです。2026年は早く、東京は3月19日に開花して3月28日に満開、京都は3月23日に開花して3月30日に満開になりました。桜と紅葉の違いや、それぞれの混み方は桜か紅葉かをご覧ください。
4月と5月 祝日が続くゴールデンウィークは、4月29日の昭和の日に始まり、5月5日のこどもの日で終わります。こどもの日は端午の節句でもあり、柏もちやちまきでお祝いし、菖蒲湯に入る習わしもあります。京都の葵祭は5月15日です。京都の主な祭りの日付は記念日の日本旅行の記事にまとめています。
夏 6月から8月
6月 6月には国民の祝日がなく、本州は梅雨の時期なので、行事の暦は静かです。
7月 7月7日は七夕です。天の川に隔てられた織り姫と彦星が年に一度だけ会えるという、中国から伝わった話がもとになっています。農林水産省は、天の川に見立てたそうめんを食べる習わしを紹介しています。京都の祇園祭は八坂神社の祭礼で、7月1日から31日まで、ひと月をかけて行われます。山場は7月17日と24日の山鉾巡行と、それぞれの前の宵山です。2026年は京都市観光協会が6月1日午前10時から御池通の有料観覧席を販売し、最前列が¥8,000、2列目以降が¥6,000でした。東京では、浅草寺で7月9日と10日にほおずき市が開かれます。隅田川花火大会は2026年は7月25日に開かれ、2027年の日付は確かめた時点で発表されていませんでした。
8月 仙台では、旧暦の季節に近づけるため、七夕をひと月遅らせて祝います。仙台七夕まつりは毎年8月6日から8日まで、町の中心が笹飾りで彩られます。青森ねぶた祭は8月2日から7日までで、2日から6日は夜に大型ねぶたが運行し、7日は昼の運行のあと花火大会が開かれます。
8月中旬のお盆は、ご先祖さまの霊を迎える時期で、多くの人が帰省します。8月16日の夜、京都では五山送り火がともり、霊を送ります。午後8時に大文字、8時5分に妙法、8時10分に船形、8時15分に左大文字、8時20分に鳥居形が点り、それぞれ約30分燃えます。その1時間、市内のほとんどの地域でネオンや屋外の広告の灯りが消されます。
秋 9月から11月
9月 お月見は、旧暦8月15日の夜の中秋の名月を眺める行事です。家庭では、収穫への感謝を込めて、満月に見立てた15個の月見団子を供えます。国立天文台によると、中秋の名月は2026年が9月25日、2027年が9月15日です。敬老の日と秋分の日は国民の祝日で、2027年は9月20日と23日です。
10月 京都の時代祭は10月22日で、各時代の装束をまとった行列が進みます。京都のほかの祭りとともに記念日の旅の記事で紹介しています。
11月 酉の市は、11月の酉の日ごとに浅草の鷲神社で、午前0時から24時間行われます。2026年は11月7日と11月19日です。境内の店では飾りの付いた熊手が並びます。酉の市と熊手については酉の市の記事をご覧ください。七五三は3歳、5歳、7歳の子どもの成長を祝う行事です。神社本庁によると、11月15日に盛大に祝うようになったのは江戸時代からで、11月15日前後の休日には、神社の境内が晴れ着姿の親子連れで賑わいます。東京の紅葉は平年で11月28日ごろです。
12月 年の瀬
京都の紅葉は東京に続き、平年で12月5日ごろです。2025年は12月10日でした。12月17日から19日には、浅草寺で羽子板市が開かれます。冬至は2026年も2027年も12月22日で、家庭ではゆず湯に入り、かぼちゃの煮ものを食べる習わしがあります。
12月31日は大晦日です。家を掃除して新年を迎える支度をし、夜には年越しそばをいただきます。その夜、お寺では煩悩の数とされる108回、鐘を撞きます。除夜の鐘です。京都の知恩院では、17人の僧侶が親綱と子綱を引いて大鐘を撞きます。2025年の大晦日には、知恩院は4班あわせて2,400人分の参拝の枠を、1人¥3,000で事前に受け付けました。見学のみで、鐘を撞くことはできません。東京の浅草寺も、12月31日に弁天山で除夜の鐘を撞きます。
2026年と2027年の祝日と混み合う週
年に三度、日本中が一斉に移動する時期があります。年末年始、ゴールデンウィーク、お盆です。いちばんはっきりした公式の目印は、京都と大阪を通って東京と博多を結ぶ「のぞみ」についてのJR東海の決まりで、その期間は自由席がなくなり、全席指定席になります。指定席は乗車日の1か月前の午前10時に発売され、一部の席はインターネットで1年前から予約できます。
| 時期 | 国民の祝日 | 「のぞみ」全席指定席 |
|---|---|---|
| 2026年11月 | 11月3日、23日 | 11月21日から23日 |
| 年末年始 | 2027年1月1日 | 2026年12月25日から2027年1月5日 |
| 2027年1月から3月 | 1月11日、2月11日と23日、3月21日(22日は休日) | 1月9日から11日、3月20日から22日 |
| 2027年のゴールデンウィーク | 4月29日、5月3日・4日・5日 | 未発表(2026年は4月24日から5月6日) |
| 2027年の夏 | 7月19日、8月11日 | お盆は未発表(2026年は8月7日から16日) |
| 2027年の秋 | 9月20日と23日、10月11日、11月3日と23日 | 未発表 |
6月と12月には国民の祝日がありません。お盆も祝日ではありませんが、「のぞみ」の決まりから、移動の多さがわかります。この時期を避けた組み方は日本の大型連休の記事で、月ごとの天気と祝日は日本のハネムーンに良い時期で紹介しています。
STAYGO にできること
STAYGO は、東京を拠点に、日本各地のプライベートな旅を計画しています。ここに挙げた行事の多くは誰でも見られるもので、大きな祭りほど人が集まります。私たちにできるのは、その日々を中心に旅を組むことです。いらっしゃる月と、心惹かれる祭りや習わし、季節をお知らせください。その日程に重なる行事、比較的静かな朝や夕方の時間、祭りに詳しい案内の方がいると分かりやすくなる場面を調べます。祇園祭の山鉾巡行の席、送り火を眺める場所、この季節のお守りや飾りをつくる職人の工房などについてもお尋ねください。その日程で何ができるかを先方に伺います。お申し込みはお客様のお名前で私たちがいたし、お支払いはホテル、料理店、案内の方、受け入れ先へ直接、それぞれの料金でお願いしています。私たちが手数料や上乗せをいただくことはありません。7日から14日の旅は Signature プランで計画し、より長い旅や込み入った旅は Bespoke としてお見積りします。
出典と確かめ方
下に挙げた公式の頁を、2026年10月22日に読みました。神社、お寺、主催者への問い合わせはしておらず、予約サイト、ガイドブック、報道の日付は使っていません。年ごとに変わる祭りの日付は、主催者が発表している年の分だけを書いています。時刻や段取りは変わることがあるので、お出かけの前にもう一度お確かめください。
- 農林水産省「aff」2017年12月号:一年の行事と、それぞれの行事食
- 農林水産省「鏡もちの由来と美味しく食べるコツ」:1月11日の鏡開きと、「開く」という言い方
- 農林水産省「季節と餅」:5月5日の柏餅
- 国立天文台 令和9年(2027)暦要項:2027年の立春は2月4日、節分は2月3日
- 国立天文台 令和8年(2026)暦要項:2026年の冬至は12月22日
- 国立天文台「中秋の名月(2026年9月)」と暦Wiki「名月必ずしも満月ならず」:2026年は9月25日、2027年は9月15日
- 国立天文台「七夕について教えて」:織り姫と彦星の話
- 気象庁「梅雨について」:梅雨とは何か、どの地域で発表するか
- 内閣府「国民の祝日」について:2026年と2027年の祝日
- JR東海「ピーク期間のぞみ全席指定席のご案内」:2026年度の期間と指定席の発売
- 気象庁「さくらの開花日」、「さくらの満開日」、「かえでの紅葉日」:東京と京都の平年値(1991〜2020年)と近年の日付
- 吉田神社「節分祭について」:三日間の祭事、追儺式、露店
- 浅草寺「年中行事」:節分会、ほおずき市、七五三、羽子板市、除夜の鐘
- 京都市観光協会「祇園祭」、2026年の有料観覧席、「京都五山送り火」、「葵祭」、「時代祭」:日付、点火時刻、鑑賞の注意
- 隅田川花火大会:2026年は7月25日に開催
- 仙台七夕まつりと青森ねぶた祭:会期と日ごとの運行
- 浅草 鷲神社「今年の酉の市」:2026年は11月7日と19日、午前0時から24時間
- 神社本庁「七五三」:由来と11月15日
- 知恩院「除夜の鐘」:17人の僧侶、108回、2025年の受付
よくあるご質問
日本でいちばん祭りの多い月はいつですか
大きな祭りが集まるのは7月と8月です。京都の祇園祭は7月いっぱいで山鉾巡行は7月17日と24日、青森ねぶた祭は8月2日から7日、仙台七夕まつりは8月6日から8日、京都の五山送り火は8月16日です。一年でいちばん暑い時期でもあります。
2027年の節分はいつですか
2027年2月3日です。国立天文台によると、旧暦で春の始まりとされる立春が2月4日で、その前日にあたります。京都の吉田神社では2月2日から4日まで節分祭が行われます。
旅行者もお正月の習わしに触れられますか
はい。1月のはじめ、神社やお寺はどなたでも訪れることができ、お参りをしなくても飾りや賑わいを見て回れます。1月1日の前後は、美術館や料理店が何日か休むことが多いです。
日本で旅行がいちばん混み合うのはいつですか
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆です。JR東海は2026年12月25日から2027年1月5日まで「のぞみ」を全席指定席にします。2026年は4月24日から5月6日と、8月7日から16日も同じでした。
七五三とはどんな行事ですか
3歳、5歳、7歳の子どもの成長を祝う行事で、11月15日前後に行われます。晴れ着姿の子どもと家族が神社を訪れ、11月15日に近い休日は境内がとくに賑わいます。
日本の暦に合わせて日程を組みます
旅に出られる時期と、見てみたい祭りや季節をお知らせください。その日程に重なる行事、比較的静かに見られる時間、案内があると心強い場面をお返しし、何ができるかを先方に伺います。
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