伊勢神宮は毎日5:00から参拝でき、外宮(げくう)にお参りしてから内宮(ないくう)へ向かうのが古くからの習わしです。京都・大阪・名古屋からは近鉄の観光特急「しまかぜ」で伊勢市駅まで1時間15分から2時間あまり。列車はそのまま英虞湾(あごわん)の賢島まで走り、湾の真珠いかだを見下ろす場所にアマネムや志摩観光ホテルがあります。東京からは東海道新幹線で名古屋へ出て、近鉄に乗り継ぐのが一般的です。
2026年から2027年は、訪れる意味の大きい時期です。神宮は2033年秋の第63回式年遷宮に向けて準備を進めています。690年から20年ごとに続く建て替えで、その用材を町の人々が通りと五十鈴川で曳き入れています。第一次お木曳は2026年5月から8月に行われ、第二次は2027年5月から8月の予定です。この記事では、列車、参拝の順番と時間、お木曳の日程、おかげ横丁、海辺の真珠と海女、英虞湾の宿をまとめています。時刻・運賃・料金はすべて2026年10月31日に公式ページや掲載ページで確かめ、出典は最後に載せています。東京と京都の次の行き先を考えているなら、東京と京都の次に行きたい日本でほかの候補と並べています。
要点
- 伊勢神宮は一年を通して5:00に開きます。閉まるのは10月から12月が17:00、1月から4月と9月が18:00、5月から8月が19:00です。
- 近鉄の「しまかぜ」は各路線1日1往復です。大阪難波10:40発・伊勢市12:16着、京都10:00発・伊勢市12:03着、近鉄名古屋10:25発・伊勢市11:40着。賢島までの大人の料金は難波から¥5,460、京都から¥6,150、名古屋から¥5,060です。
- 2033年の遷宮に向けた第二次お木曳は、陸曳が2027年5月8日〜6月12日、五十鈴川の川曳が2027年7月24日〜8月1日の予定です。
- 鳥羽のミキモト真珠島は入場料¥1,650に海女の実演が含まれ、実演は1日最大7回です。
- アマネムはスイート24室と2ベッドルームのヴィラ8棟で、すべてに専用の温泉があり、ミシュランキー3つを得ています。私たちが見た時点で、一休では2名1泊朝食付き¥270,640からでした。
東京・京都・大阪からの行き方
伊勢志摩は三重県の半島です。伊勢市駅と宇治山田駅が神宮の玄関口、鳥羽はミキモト真珠島のある港町、近鉄線の終点の賢島は英虞湾に面しています。
大阪・京都・名古屋から「しまかぜ」
時刻。「しまかぜ」は近鉄の観光特急で、プレミアムシート、グループ向けのサロン席、個室、2階建てのカフェ車両があります。3つの都市からそれぞれ1日1往復走っています。2026年3月14日改正の時刻表では次のとおりです。
| 路線 | 行き | 帰り | 賢島までの大人料金 |
|---|---|---|---|
| 大阪難波 | 10:40発、伊勢市12:16、賢島13:03 | 賢島16:00発、伊勢市16:43、難波18:21 | ¥5,460 |
| 京都 | 10:00発、伊勢市12:03、賢島12:46 | 賢島14:50発、伊勢市15:34、京都17:34 | ¥6,150 |
| 近鉄名古屋 | 10:25発、伊勢市11:40、賢島12:27 | 賢島15:40発、伊勢市16:24、名古屋17:44 | ¥5,060 |
運休日。原則として、大阪難波発着は火曜日、京都発着は水曜日、名古屋発着は木曜日に運休します。土休日は路線によって時刻が数分違います。
料金と個室。上の料金には運賃・特急料金・しまかぜ特別車両料金が含まれます。和風・洋風の個室は3〜4名で1室¥1,050の追加、4〜6名向けのサロン席は追加料金なしです。KINTETSU RAIL PASSで払えるのは運賃だけなので、パスがあっても特急料金と特別車両料金はかかります。特急券は近鉄のサイトと、主な駅の特急券売り場で買えます。
ほかの列車。しまかぜのない日は、伊勢志摩ライナーが大阪難波・京都・近鉄名古屋と伊勢志摩を結んでいます。近鉄の「ひのとり」は大阪難波と近鉄名古屋の間を約2時間で結ぶ列車で、大阪から名古屋への移動に使うもので、伊勢へは行きません。
東京から
東海道新幹線で名古屋へ向かい(アマンの案内では東京駅から1時間40分)、近鉄名古屋で乗り換えます。しまかぜの走る日なら10:25発で伊勢市に11:40に着くので、早めの新幹線に乗れば昼前に外宮に着けます。
車で
ミキモト真珠島の案内では、鳥羽まで車で名古屋から約2時間、京都から約2時間、大阪から約3時間です。アマネムの資料では名古屋駅から150分、大阪駅・京都駅から約210分、宿から伊勢神宮までは車で1時間です。車なら神宮、鳥羽、英虞湾を乗り換えなしに1日でつなげます。運転手付きの車の費用は日本の運転手付きハイヤーの料金にまとめています。
伊勢神宮 外宮から内宮へ
三重県の観光サイトによると、伊勢神宮は内宮と外宮を中心とする125社の総称です。神宮のページにははっきりと、お伊勢参りは外宮からがならわし、とあります。
- 外宮。天照大御神のお食事をつかさどる御饌都神(みけつかみ)として崇められる豊受大御神をおまつりしています。伊勢の市街に、高倉山を背にして鎮まり、伊勢市駅からバスで約5分です。参道は木々に包まれた玉砂利の道です。
- 内宮。皇室の御祖先である天照大御神をおまつりし、神宮によれば垂仁天皇の御代、約2,000年前から五十鈴川のほとりに鎮まっています。入口は五十鈴川にかかる宇治橋です。最寄りの五十鈴川駅からはバスで約6分です。
- かける時間。神宮のモデルコースは、外宮が30分または60分、内宮が60分または90分です。
- ご祈祷。御神楽を含むご祈祷は、内宮・外宮の神楽殿で受け付けています。
参拝時間。内宮・外宮・別宮は同じ時間で、1月から4月と9月は5:00〜18:00、5月から8月は5:00〜19:00、10月から12月は5:00〜17:00です。お正月は時間が変わります。年末年始、ゴールデンウィーク、連休には周辺の道路が混むため、臨時駐車場からのパーク&バスライドが運行されます。
朝が早いことがいちばん役に立ちます。6:00には木々の間から低い光が差し、玉砂利の参道も内宮の川辺も静かです。2026年11月23日の新嘗祭は、外宮で7:00から、内宮で14:00から行われます。
式年遷宮とお木曳
神宮は20年ごとに社殿を建て替え、御装束や神宝も新しくして、大御神を新しいお宮へお遷しします。内宮・外宮とも東西に同じ広さの敷地が並び、建て替えは交互に行われます。神宮はこの習わしを持統天皇4年の690年にさかのぼるとしており、第62回は2013年でした。第63回の遷宮は2033年秋の予定で、それに向けた祭典は2025年に始まりました。
お木曳
お木曳は遷宮における町の人々の役目です。新しいお宮の用材を、奉曳車に載せて町なかを外宮へ(陸曳)、木そりに載せて五十鈴川をさかのぼり内宮へ(川曳)と曳き入れます。遷宮の7年前に始まり、2年にわたって行われます。Time Outは、ふだんは閉じた儀式が公に祭りとなる数少ない機会だと伝えています。
- 2026年(終了)。共同通信は2026年5月9日の陸曳の始まりを報じました。色とりどりの法被姿の住民が「エンヤ」の掛け声で、伊勢市中島から外宮へ奉曳車を曳きました。5月10日からは、全国から申し込んだ人たちが別のルートで曳いています。川曳は2026年7月25日から8月2日まで、浦田橋付近から内宮の境内まで、日ごとに地区を替えて行われました。
- 2027年(第二次)。伊勢市御遷宮委員会は、陸曳を2027年5月8日〜6月12日、川曳を2027年7月24日〜8月1日としており、日程は変わる場合があるとしています。
- 見学。三重県の観光サイトは第二次お木曳の見学を呼びかけています。2027年に伊勢の外から来る人が加われる枠があるかは委員会のサイトで確かめられなかったため、ここではお約束しません。
2027年に訪れるなら、5月と6月の週末に町なかを外宮へ向かう陸曳か、宇治橋で終わる7月下旬の川曳かを選ぶことになります。2026年の川曳では、各団が10:00から11:40の間に川へ入り、13:40から15:20の間に宇治橋に着いていました。
おはらい町とおかげ横丁
おはらい町は内宮の宇治橋へ続く参道の町並みです。おかげ横丁は1993年に開かれ、そのおはらい町の中ほど、宇治橋から歩いて約5分のところにあります。お伊勢参りがいちばんにぎわった江戸から明治初期の町並みを再現しており、50余りの店が軒を連ねる一つの町になっています。
営業時間。おかげ横丁は9:30に開きます。閉まるのは11月から2月が17:00、10月が17:30、8月と9月が18:00で、週末に延びる時期や、ゴールデンウィーク・お盆の変更があります。神宮は5:00に開くので、早朝に内宮へお参りし、店が開き始める頃におはらい町で遅めの朝食をとる流れが1日によく合います。
海辺の真珠と海女
伊勢から鳥羽へ向かう道は二見で海に出ます。沖には、しめ縄で結ばれた夫婦岩が並んでいます。鳥羽の南で海岸は入り江に分かれ、アマンが「真珠の湾」と呼ぶ英虞湾には小島と真珠いかだが点在しています。
ミキモト真珠島
鳥羽港に浮かぶこの島の名は、鳥羽のうどん屋「阿波幸」の長男として生まれ、試行錯誤を重ねて真珠の養殖に取り組んだ御木本幸吉にちなみます。鳥羽駅から歩いて5分です。
- 営業時間。2026年10月13日〜11月26日は9:00〜17:00、11月27日〜12月22日は9:00〜16:30です。入場券の販売は閉場の60分前までです。毎年12月第2火曜日から3日間休業します。
- 入場料。大人¥1,650で、海女の実演を含みます。
- 海女の実演。9:30、10:30、11:30、13:30、14:30、15:30、16:30。16:30閉場の日は15:30が最終です。
海女と海女小屋の昼食
海女は素潜りでアワビやサザエ、海藻をとる女性たちです。三重県の観光サイトによると、鳥羽・志摩では今も全国最多の800人近い海女が潜っており、それでも最盛期の約3分の1です。海女漁は2,000年以上前から続くとされ、「鳥羽・志摩の海女漁の技術」は2017年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。浜の海女小屋は、着替え、食事、休息をする海女の前線基地です。
鳥羽駅から車で約25分の相差(おうさつ)にある「はちまんかまど」では、海女小屋で海女さんが炭火で海の幸を焼き、話を聞かせてくれます。10:00〜17:00の完全予約制で、1月1日〜5日、8月13日〜15日、12月30日〜31日と不定休が休みです。
| コース | 時間 | 料金 |
|---|---|---|
| 海女の話を聞くティータイム:サザエ1個、とこぶし1個、アジの一夜干し | 50分 | ¥3,000 |
| 海女小屋料理体験:炭焼きの活きサザエ2個、イカ、干物、伊勢エビの味噌汁、ご飯 | 1時間15分 | ¥4,700 |
| 上記に伊勢エビ1尾、またはアワビ1個 | 1時間15分 | ¥9,500または¥9,000 |
| 上記に伊勢エビとアワビの両方 | 1時間15分 | ¥13,800 |
| 海女のご神饌コース:神饌のおもてなしのあと海辺でコーヒー、2〜6名 | 2時間25分 | ¥50,000 |
英虞湾の宿
神宮と海辺の両方を目当てにする方の多くは、英虞湾に泊まって朝に車で伊勢へ向かいます。下の料金は、2026年10月31日に一休の英語サイトで見た2名1泊の表示で、日程や部屋で変わります。
- アマネム。伊勢志摩国立公園の中、英虞湾を見下ろす大崎半島の丘にあります。スイート24室と2ベッドルームのヴィラ8棟、すべてに専用の温泉があり、2,000 m²のスパと33 mのプールがあります。森スイートは99 m²です。2024年7月のミシュランによる日本初のホテル選定で3キーを得た、日本で6軒のうちの1軒です。賢島駅から送迎があり、車で20分です。一休:森スイート朝食付き¥270,640から。
- 志摩観光ホテル。賢島にあり、駅から車で2分、無料送迎があります。ザ ベイスイートは全室が英虞湾に面したスイート、ザ クラシックはクラシックな趣の館で、英虞湾に面したロビーとラウンジ、フランス料理の「ラ・メール」があります。一休:ザ ベイスイートが¥91,020から、ザ クラシックが¥40,714から(いずれも食事なし)。
- THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島。鵜方の英虞湾を望む全8室の宿で、伊勢志摩の産物を使ったフランス料理と、別館の客室で奥志摩はまじま温泉を楽しめます。一休:夕朝食付き¥173,800から。
お部屋で食事をとりたい方には旅館も向いています。選び方は日本の旅館の選び方にまとめています。
伊勢志摩の手配
神宮の参拝時間、しまかぜの運転日、2027年ならお木曳の日程に合わせて日々を組み、一つひとつをお客様のお名前で手配します。
- 列車。計画に合うしまかぜや特急と、選ぶ座席をお知らせします。切符はご自身で、または提携する旅行会社を通じてお求めいただきます。
- 運転手付きの車。英虞湾の宿から開門時の外宮、内宮、鳥羽を回って戻る1日も、名古屋や京都からの通しの移動も手配します。
- ガイド。遷宮のこと、二つのお宮のこと、お参りの順番を、歩きながら説明できる通訳案内士です。
- 海辺。海女小屋の席と、真珠島の実演に合わせた時間の段取りです。
- 宿。ホテルや旅館をお客様のお名前で手配し、お支払いは宿へ直接お願いします。
出典と確かめ方
2026年10月31日に確認。料金は税込、特に記載のない限り大人1名分です。宿の料金はその日に掲載ページに出ていたものです。
- 伊勢神宮 参拝案内、モデルコース:月ごとの参拝時間、神楽殿、外宮から参る習わし、所要時間
- 伊勢神宮 内宮、外宮:ご祭神、五十鈴川、宇治橋、高倉山
- 伊勢神宮 式年遷宮、トップページ、交通アクセス:690年、2013年、2033年秋、2025年からの祭典、新嘗祭の時刻、混雑とパーク&バスライド
- 伊勢市御遷宮委員会:2027年の陸曳と川曳の日程
- 観光三重 お木曳 川曳 2026、令和のお木曳:2026年の川曳の日程、道筋、時刻、2027年の予定
- 観光三重 伊勢神宮について:125社、参拝の順番、伊勢市駅と五十鈴川駅からのバスの時間
- 観光三重 海女:人数、歴史、2017年の指定、海女小屋
- 共同通信(熊本日日新聞掲載)伊勢で伝統のお木曳始まる(2026年5月9日):2026年の陸曳の始まり、道筋、参加者
- Time Out 日本でもっとも神聖な神社が20年ごとに建て替えられる理由(2026年5月7日):公の行列としてのお木曳
- 近畿日本鉄道 しまかぜ:2026年3月14日改正の時刻、運休日、料金、個室、レールパス
- 近畿日本鉄道 ひのとり、特急の種類:ひのとりの区間、伊勢志摩ライナー
- おかげ横丁、営業時間:1993年、時代設定、宇治橋からの距離、店の数、営業時間
- ミキモト真珠島 営業案内、海女の実演時間、アクセス:営業時間、入場料、休業日、実演時刻、鳥羽駅からの徒歩、車の所要時間
- 海女小屋 はちまんかまど、体験コース:所在地、営業時間、休み、コースと料金
- アマン アマネム、アマネム ファクトシート:客室、広さ、スパ、プール、車の所要時間、真珠の湾、東京から名古屋の時間
- ミシュラン ミシュランキー 日本セレクション2024:3キーの6軒にアマネム
- 一休 志摩市の宿、アマネムの掲載ページ:2名の料金、客室数、送迎
- 志摩観光ホテル、THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島:館、レストラン、送迎、客室、温泉
よくあるご質問
外宮と内宮はどちらから参拝すればよいですか
外宮からです。伊勢神宮のページには、お伊勢参りは外宮から参り、そのあと内宮へ向かうのがならわしとあります。どちらも5:00に開きます。
お木曳はいつ見られますか
第二次は、町なかを外宮へ向かう陸曳が2027年5月8日〜6月12日、五十鈴川をさかのぼって内宮へ向かう川曳が2027年7月24日〜8月1日の予定です。日程は変わる場合があると委員会は案内しています。第一次は2026年5月から8月に行われました。
京都や大阪から伊勢まで列車でどのくらいかかりますか
近鉄の「しまかぜ」なら、京都10:00発が伊勢市に12:03、大阪難波10:40発が伊勢市に12:16に着きます。賢島までの料金は京都から¥6,150、難波から¥5,460です。原則として京都発着は水曜日、難波発着は火曜日に運休します。
東京から伊勢へ日帰りできますか
できますが長い1日になります。アマンの案内では東京から名古屋まで新幹線で1時間40分、しまかぜは近鉄名古屋から伊勢市まで1時間15分です。英虞湾に1泊すれば、朝早く外宮に入り、翌日に海辺を回れます。
海女さんにはどこで会えますか
鳥羽のミキモト真珠島では、入場料¥1,650に含まれる実演が1日最大7回あります。一緒に食事をするなら、相差の「はちまんかまど」で予約制の海女小屋の昼食があり、50分のティータイムは¥3,000からです。
伊勢志摩の日々の手配をお任せください
日程と、どちらからいらっしゃるかをお知らせください。神宮の参拝時間としまかぜの運転日に合わせた伊勢と英虞湾の計画、その時期なら2027年のお木曳の日程、宿を2〜3軒と公表料金をお送りし、お選びいただいた車、ガイド、海女小屋、宿を手配します。外宮に何時ごろ着きたいかを教えていただければ、そこから組み立てます。
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