2027年の5月半ばには、日本を代表する三つの祭りが数日のうちに続きます。京都の葵祭では、平安装束をまとった500名を超える行列が、馬や牛車とともに京都御所を出て下鴨神社と上賀茂神社へ向かいます。毎年5月15日に行われ、2027年は5月15日(土)です。東京では、神田明神の神田祭が2年に一度の本祭を迎え、神田、日本橋、大手町、丸の内、秋葉原を一日かけて行列が巡ります。浅草の三社祭は5月第3土曜日を中心とした金曜日から日曜日までの3日間で、2027年は5月14日から16日です。最終日の日曜日の早朝には、三基の本社神輿が浅草神社から担ぎ出されます。葵祭には京都市観光協会が販売する有料観覧席があり、東京の二つの祭りは沿道から見物します。
この記事では、日程とそれぞれの日に行われること、葵祭の観覧席の販売方法と料金、そして京都と東京を一つの旅でめぐる方法をまとめます。2026年11月2日に、京都市観光協会の頁、各神社の頁、気象庁、タイムアウト東京、ニッポン旅マガジン、小学館のHugKumをあらためて読みました。どこにも問い合わせはしていません。出典は最後にまとめています。この日の時点で、神田祭と三社祭の2027年の日程、2027年の葵祭の観覧席の販売はまだ発表されていなかったため、2025年や2026年と記した内容はその年のもので、目安としてご覧ください。直前の連休の時期については、日本の大型連休と混まない時期の選び方 →をご覧ください。
要点
- 葵祭の路頭の儀は毎年5月15日で、2027年は土曜日です。雨天の場合は翌日に順延され、前日の午後6時頃に決まります。
- 2026年の京都御苑の葵祭観覧席は4月1日に発売されました。最前列のロイヤルシートは日本語と英語の解説付きで¥20,000、一般席は¥5,000からでした。
- 神田明神の本祭は2年に一度です。2026年は陰祭だったため、2027年が本祭の年にあたります。2025年の神幸祭は5月10日(土)でした。
- 浅草神社の決まりでは、2027年の三社祭は5月14日(金)から16日(日)までで、三基の本社神輿は日曜日に出ます。
- 5月の京都の最高気温の平年値は25.1°Cです。祭りはいずれも、5月5日に終わるゴールデンウィークの後に行われます。
三つの祭りの早わかり
三つの祭りを表に並べました。葵祭の日付は毎年決まっています。三社祭の日程は神社の決まりに沿って決まります。神田祭の2027年の日程は2026年11月2日の時点で発表されていなかったため、直近の目安として2025年の本祭を載せています。
| 祭り | 場所 | 2027年 | 見どころの日 |
|---|---|---|---|
| 葵祭 | 京都御所から下鴨神社、上賀茂神社へ | 5月15日(土) | 路頭の儀、午前10時半から |
| 神田祭 | 神田明神とその周りの町 | 未発表(2025年は5月8日から15日) | 神幸祭(2025年は5月10日(土)) |
| 三社祭 | 浅草神社(浅草) | 5月14日(金)から16日(日) | 日曜日、三基の本社神輿 |
三つとも、5月5日まで祝日が続くゴールデンウィークの後に行われます。気象庁の1991年から2020年の平年値では、5月の京都は最高気温25.1°C、最低気温14.5°Cで、新緑の季節です。
5月15日の葵祭
葵祭は、京都の二つの賀茂社、下鴨神社(賀茂御祖神社)と上賀茂神社(賀茂別雷神社)の例祭です。京都市観光協会は神社の伝えをもとに、その始まりを約1500年前の欽明天皇の時代とし、風雨で作物が実らなかった年に、神の怒りを鎮めるため馬を走らせたのが起こりだとしています。819年には国の祭りとなり、平安時代に「祭り」といえば葵祭のことでした。『枕草子』にも『源氏物語』にも登場し、『源氏物語』では二人の貴婦人の牛車が行列の見物の場所をめぐって争う「車争い」が描かれます。応仁の乱の後の約200年間、1871年から1883年まで、1943年から1952年までの三度、途絶えたことがあります。名前の由来は、両社の神紋でもある双葉葵の葉です。ハート形の葉が2枚対になった野草で、桂の小枝と組み合わせて牛車や装束、牛にまで飾られます。
多くの人のお目当ては、5月15日の行列、路頭の儀です。観光協会によると、行列は500名余り、馬36頭、牛4頭、牛車2台、腰輿1台で、約8キロを進みます。後半は斎王代の列です。かつて賀茂社に仕えた皇女、斎王に代わり、1956年からは毎年選ばれる京都の若い女性が斎王代を務め、十二単をまとって腰輿に乗ります。下の時刻は、観光協会が公表している行列の先頭の目安です。
| 場所 | 時刻 |
|---|---|
| 京都御所(出発) | 午前10時半 |
| 下鴨神社(到着) | 午前11時40分 |
| 下鴨神社(出発) | 午後2時20分 |
| 北大路橋 | 午後2時55分 |
| 上賀茂神社(到着) | 午後3時半 |
5月の初めには、両社で葵祭に先立つ行事が行われます。観光協会の案内では、5月1日に上賀茂神社で賀茂競馬の足汰式、5月3日に下鴨神社で流鏑馬神事、5月4日に斎王代の禊の儀(両社で隔年)、5月5日に上賀茂神社で1093年から続く賀茂競馬です。流鏑馬と賀茂競馬はゴールデンウィークの中にあり、行列はその10日後です。
行列の観覧席
行列は沿道から無料で見ることができます。観光協会はこのほか、行列が出発する京都御苑の中と、下鴨神社の参道の2か所で、番号付きの有料観覧席を販売しています。目安になるのは直近の2026年の販売です。2025年12月に10名以上の団体向けの先行販売があり、一般販売は2026年4月1日の午前10時に始まりました。どの席にも、公式ガイドブック、音声ガイド、宮絵師が描いた観覧記念符が付いていました。
| 場所 | 席 | 最前列 | 2列目以降 |
|---|---|---|---|
| 京都御苑 | ロイヤルシート(日本語と英語の解説付き) | ¥20,000 | ¥18,000 |
| 京都御苑 | 一般席 | ¥6,500 | ¥5,000 |
| 下鴨神社参道 | まなび席(日本語の解説付き) | ¥10,500 | ¥8,500 |
| 下鴨神社参道 | 一般席 | ¥6,500 | ¥5,000 |
ロイヤルシートには、記念の扇子と葵桂も付きました。解説はご自身のスマートフォンとイヤホンでウェブブラウザから聞く形なので、スマートフォンは充電しておくと安心です。観光協会が席向けに案内している時刻では、行列の先頭が京都御苑の席に着くのは午前10時半頃、下鴨神社の席は午前11時40分頃です。雨で行列が5月16日に順延された場合、席はその日に有効で、払い戻しはありません。
本祭の年の神田祭
千代田区外神田の神田明神は、神田祭を江戸三大祭、日本三大祭の一つとし、2年に一度の本祭として行っています。祭りの頁には2026年は陰祭で神幸祭はないとはっきり書かれており、次の本祭は2027年になります。2027年の日程は、2026年11月2日の時点で発表されていませんでした。
2025年の本祭を見ると、祭りの流れがわかります。5月8日(木)の夕方に、神霊を鳳輦と神輿に移す遷座祭が行われました。5月10日(土)には神幸祭の行列が一日かけて神田、日本橋、大手町、丸の内、秋葉原を巡り、午後3時頃からは附け祭が加わりました。5月11日(日)は、各町の神輿が終日、境内へ宮入りしました。5月14日には午前11時に表千家家元による献茶式があり、夜には金剛流の明神能がかがり火のもとで演じられました。翌5月15日には、一年で最も重い例大祭が続きました。
旅で訪れるなら、土曜日にビジネス街を進む神幸祭と、日曜日の神輿宮入の二日を軸に計画を立て、かがり火の明神能を静かな夜に添えるのがよいでしょう。それぞれの日時は、神社が2027年の日程を発表した時点で確かめます。
浅草の三社祭
浅草神社は浅草寺のすぐ隣にあり、その祭りである三社祭は、5月第3土曜日を中心とした金曜日から日曜日までの3日間行われます。神社によると、3日間で約180万人が訪れます。金曜日にはお囃子屋台、鳶頭の木遣り、手古舞姿の芸妓衆などの大行列が祭りの始まりを告げ、社殿では東京都の無形文化財に指定された田楽、びんざさら舞が奉納されます。2026年の大行列は午後1時に出発しました。土曜日には氏子44か町の神輿約100基が浅草寺本堂の裏に集まり、お祓いを受けて一基ずつ町へ繰り出します。日曜日には、一之宮、二之宮、三之宮の三基の本社神輿が早朝に神社から宮出しされ、日中は三方に分かれて氏子の町を渡御し、日が暮れてから宮入りします。
神輿を激しく揺さぶるわけも、神社が説明しています。担ぎ手が神輿を上下左右に振ることで中の神霊の力を高め、豊作をもたらし、疫病を払うと信じられているのです。今の本社神輿は、戦災で古い神輿が失われた後、1950年と1953年に氏子から奉納されたものです。2026年について、タイムアウト東京は日曜日の宮出しを午前7時、宮入りを午後7時から8時頃とし、ニッポン旅マガジンは宮出しを午前6時からとしていました。3日間は浅草の町全体が祭りの舞台になり、浅草寺の参道には露店が並びます。
京都と東京を一つの旅で
2027年は、一つの旅にまとめるのにほぼ理想的な暦です。葵祭は5月15日(土)、三社祭の本社神輿の日は5月16日(日)なので、京都で午前に葵祭の観覧席で行列を見て、夕方の新幹線で東京へ移り、翌日に浅草の神輿を見ることができます。神田祭の神幸祭は2025年には5月第2土曜日でした。2027年がどの日になるかは神社が日程を発表すればわかり、二つの街を回る順番もそれに合わせて決められます。
5月半ばの京都は、桜が終わり梅雨が来る前の新緑の頃です。5月は先斗町の春の踊り、鴨川をどりの月でもあり、京都で舞妓さんとの夕食:紹介、踊り、祇園の決まり →で取り上げています。東京では、祭りの週末の夜、祭りの通りはにぎやかで楽しく、数本離れた通りに入れば町は落ち着いています。
STAYGOにできること
STAYGO は日本各地への個人旅行を計画しています。5月半ばが日程に入っていれば、お知らせください。ご覧になりたい祭りを中心に、毎日の過ごし方を組み立てます。葵祭では2027年の観覧席の販売を見守り、発売と同時にお選びの席をお客様のお名前で手配します。京都御苑までお送りし、そのまま昼食へご案内する車と、行列のことを説明してほしい場合は案内人もご用意します。東京では、週末を過ごす浅草や神田に近いお部屋、早朝の出発のための車、神輿が宮入りした後に人混みから離れて楽しむ静かな夕食を計画します。手配はすべてお客様のお名前で行い、観覧席、ホテル、お店、案内人、運転手へのお支払いはそれぞれの料金で直接お願いしています。私たちが手数料や上乗せをいただくことはありません。旅は7日から14日のSignatureプラン、またはより長く込み入った旅のためのBespokeで計画します。
出典と確かめ方
2026年11月2日に、下の頁を読みました。葵祭の歴史、行列の道筋、関連行事、観覧席については京都市観光協会、神田祭については神田明神とその祭りの頁、三社祭については浅草神社、天候については気象庁、2026年の三社祭の時刻についてはタイムアウト東京、ニッポン旅マガジン、HugKumです。どこにも問い合わせはしていません。神田祭と三社祭の2027年の日程、2027年の葵祭の観覧席の販売は発表されておらず、それ以前の年の内容にはその旨を記しています。
- 京都観光Navi(京都市観光協会)葵祭「概要・見どころ」:5月15日、雨天の決まり、行列、1956年からの斎王代、葵の葉、事前の行事
- 京都観光Navi(京都市観光協会)葵祭「有料観覧席」2026年:場所、料金、販売日、解説、順延と払い戻し
- 京都観光Navi(京都市観光協会)葵祭「行列コース・登場人物」:各地点の時刻、500名、馬36頭、牛4頭、約8キロ
- 京都観光Navi(京都市観光協会)葵祭「歴史・関連行事」:起こり、819年、途絶えた時期、5月1日から5日の行事
- 江戸総鎮守 神田明神(公式サイト):江戸三大祭、日本三大祭の一つ、2年に一度の本祭
- 神田祭(公式サイト):2026年が陰祭であること、2025年の日程
- 浅草神社「三社祭とは」:第3土曜日の決まり、180万人、3日間、神輿とその歴史
- タイムアウト東京「三社祭」2026年:2026年の日程、午前7時の宮出しと午後7時から8時頃の宮入り
- ニッポン旅マガジン「浅草神社『三社祭』」:金曜日午後1時の大行列、土曜日の集合、日曜日午前6時からの宮出し
- HugKum(小学館)「浅草『三社祭』とは? 2026年の日程や見どころ・楽しみ方を紹介」:2026年の日程と3日間の流れ
- 気象庁「平年値(京都)1991年から2020年」:5月の最高気温と最低気温
よくあるご質問
2027年の葵祭はいつですか
2027年5月15日(土)です。行列は午前10時半に京都御所を出発し、午後3時半頃に上賀茂神社に着きます。雨天の場合は5月16日に順延され、前日の午後6時頃に決まります。
葵祭の観覧席は取れますか
はい。京都市観光協会が、京都御苑と下鴨神社の参道に番号付きの観覧席を販売しています。2026年は4月1日に一般販売が始まり、料金は¥5,000から、ロイヤルシートは¥18,000から¥20,000でした。2027年の販売は、2026年11月2日の時点で発表されていませんでした。
2027年は神田祭の本祭の年ですか
はい。神田明神の本祭は2年に一度で、祭りの頁には2026年は神幸祭のない陰祭と書かれていました。2027年の日程は、2026年11月2日の時点で発表されていませんでした。
2027年の三社祭はいつですか
浅草神社は5月第3土曜日を中心とした金曜日から日曜日までの3日間に三社祭を行うため、2027年は5月14日から16日です。三基の本社神輿は日曜日の早朝に出ます。
葵祭と三社祭を一つの旅で見られますか
2027年なら見られます。葵祭は5月15日(土)、三社祭の本社神輿の日は5月16日(日)なので、京都と東京を2日続けて楽しめます。
5月の祭りのことをご相談ください
5月の日程と、気になる祭りをお知らせください。2027年の観覧席の販売と各神社の日程の発表を見守り、観覧席、車、案内人、京都と東京のお部屋について先方に聞き、確かめられたことをお返しします。
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