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和紙の照明:電球の選び方と、掃除・お手入れの方法

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電球は照明本体の表示にある種類と最大ワット数に従い、実際には紙に触れない、熱の少ないLED電球を選びます。東京都の消費生活の担当部署は、電球を紙や布で覆うことや、器具に適合しない電球を使うことに注意を呼びかけています。和紙は柔らかい刷毛やドライヤーの冷風で乾いたまま掃除し、湿気と長時間の直射日光を避けます。加工していない手漉きの紙と、加工・ラミネートした紙では手入れが違うため、作り手の手入れの説明を手元に残しておきましょう。

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和紙とは何か、なぜ光がやわらぐのか

和紙(日本の手漉きの紙)は、伝統的に楮(こうぞ)の繊維から作られます。ユネスコは、繊維をほぐし、清らかな川の水に浸し、竹の簀(す)で漉く工程として紹介しています。この技は2014年にユネスコの人類の無形文化遺産の代表一覧表に記載され、2025年に記載が拡張されました。ユネスコは、和紙が障子や間仕切り、襖など住まいの内装にも使われることにも触れています。

長い繊維がさまざまな向きに重なっているため、光はまっすぐ抜けずに散らばります。そのため照明は面全体がほのかに光り、電球の位置だけが明るくなることがありません。物を控えめに置いた部屋では、この光が空間に落ち着きを与えます。木漏れ日(komorebi、葉の間から差す日の光)に少し似た、均一で低く、あたたかな光です。

何百年も明かりづくりを続けてきた産地もあります。日本政府の広報誌「Highlighting Japan」(2022年7月号)は、岐阜提灯を美濃和紙と細く割った竹ひごで作られ、約300年の歴史を持つものとして紹介し、1995年に国の伝統的工芸品に指定されたことにも触れています。

吊り下げ、床置き、卓上

どの形を選ぶかで、光の落ち方が決まります。選ぶ前に押さえておきたい点がいくつかあります。

  • 吊り下げ(ペンダント):食卓の上や居間に大きな紙の球や提灯を吊ると、広くやわらかな光になります。吊り下げの長さと重さが天井の器具に合うか確かめてください(最後の節を参照)。
  • 床置き(フロアランプ):背の高い紙の柱は部屋の隅を照らし、夜の部屋を広く感じさせます。ぶつかりやすい通り道やカーテンの近くは避けて置きます。
  • 卓上(テーブルランプ):座った高さの小さなシェードは、寝室やソファの横で最も扱いやすく、夏に窓辺から移すのも簡単です。
  • 骨組み:竹ひごは提灯にしなやかさと軽さを与え、針金の骨組みはよりくっきりした幾何学の形を保ちます。どちらも良いものです。紙の留め方を聞いておくと、直したり張り替えたりできるかが分かります。

電球と熱、安全

どの照明にも、適合する電球の種類、口金、最大ワット数が決められています。より明るい電球がソケットに入る場合でも、表示に従ってください。東京都の照明器具の火災に関する注意情報(2019年10月)は、照明や電球の近くに燃えやすい物を置かず、器具や電球を布や紙で覆わないこと、点滅や異音、変色があれば使用をやめること、器具に適合する種類とワット数の電球を使うことの3点を挙げています。紹介されている事例の一つは、60Wのレフランプ専用のダウンライトに90Wの白熱電球を付けたところ、過熱して火災になったものです。

和紙の照明は、紙と電球の間に一定の距離が保たれるように作られています。その状態を保ってください。シェードがへこんだり骨組みからずれたりして紙が電球に近づいている場合は、直すまで電源を切っておきます。

国の製品安全の機関であるNITE(製品評価技術基盤機構)は、2011年度までの5年間に届いた照明器具の事故492件を分析しました(2012年7月公表)。多かった型には、電球に燃えやすい物が触れたもの、取り付けの固定が不十分で器具が落ちたものがあります。軽い紙のシェードでも、この2点は覚えておく価値があります。

  • 照明の定格ワット数の範囲でLED電球を選びます。LEDは白熱電球やハロゲン電球よりはるかに熱くなりにくいものの、覆ったり紙に触れさせたりしてはいけません。
  • 落ち着いた夜の光にするには、箱の色の表示を見ます。日本で売られている電球には 電球色(denkyu-iro、あたたかな「電球の色」)とよく書かれており、これが和紙に合う色です。
  • 調光器付きの照明には、調光対応と書かれた電球を使います。
  • 誰もいない部屋で紙の照明を長時間つけたままにしないでください。離れた場所から確認できるタイマーのほうが、人が住んでいるように見せる安全な方法です。

紙の照明の掃除

まず電源を切り、電球が冷めるのを待ちます。主に気をつけるのはほこりで、加工していない紙には乾いたままの方法が安全です。

  • 柔らかく清潔な刷毛や羽根はたきを、骨組みの向きに沿って動かします。
  • ドライヤーを冷風にして離れたところから当てると、折り目やひだのほこりが浮きます。
  • 大きなシェードには、柔らかいブラシ付きのノズルを付けた掃除機を最も弱い設定で使う方法もあります。もう片方の手で紙を軽く押さえてください。
  • 加工していない和紙に、水や洗浄スプレー、湿った布を使わないでください。拭けるように加工やラミネートをした紙を使う照明もありますが、拭いてよいのは作り手が拭けると説明しているシェードだけです。
  • 手漉きの紙の小さな破れは、直せることが多くあります。テープや糊はしみになることがあるため、使う前に作り手か店に相談してください。

東京の住まいの湿気と日差し

紙は空気中の湿気を吸います。気象庁の東京(都心)の平年値(1991〜2020年)では、平均相対湿度は1月の51%に対し、6月は75%、7月は76%、9月は75%です。夏に閉め切った部屋は、この平均よりも湿っぽく感じられることがあります。そうした空気の中では、和紙のシェードがやわらかくなったり、少したるんだり、しみが出たりし、ほこりも付きやすくなります。

何か月も家を空ける場合、いちばん簡単な守り方は空気を動かすことです。家を見てくれる人に、梅雨と夏の間は換気をし、エアコンの除湿運転を使ってもらうよう頼みましょう。紙の照明は浴室や台所、窓に結露ができる場所から離して置きます。

もう一つの敵は直射日光です。紙やその色は、強い光の中に長く置くと色あせたり黄ばんだりすることがあります。午後の日が差し込む場所を避けて置くか、留守の間は薄手のカーテンを引いておきます。和紙の産地の組合が英語で出している手入れの案内は見つけられませんでした。それぞれの照明については、作り手の手入れの説明を基準にしてください。

日本の天井にペンダントを吊るす

日本の住まいの多くの部屋には標準的な天井の受け口があり、日本向けに作られた照明は、ひねって固定する差し込み式で手で取り付けられます。日本で売られているペンダントは、たいていこの受け口に合わせて作られています。海外で買った照明は多くの場合そうなっておらず、天井の配線につなぐことは電気工事に当たります。

日本の電気工事士法では、一般の住宅の配線にかかわる電気工事は、政令と省令に定められた軽微なものを除き、資格を持つ電気工事士が行わなければなりません。照明を配線につなぐ必要がある場合や、天井に新しい受け口や重い器具のための別の支えが必要な場合は、電気工事士に相談してください。マンションでは、工事の前に管理会社に確認します。電圧、天井の器具、海外の照明については、日本の住まいの照明についての記事で詳しく説明しています。

大きな提灯の重さは、天井の器具の作り手が示す上限と照らし合わせてください。すべての器具に当てはまる公的な数値は見つけられなかったため、作り手の資料で確かめてください。これは一般的な情報です。個別の住まいについては、建物の管理会社、電気工事士、または関係する窓口に確認してください。

STAYGO ATELIER にできること

STAYGO ATELIER は、日本のお住まいに合う和紙のペンダント、フロアランプ、テーブルランプを選び、それぞれの電球の定格と必要な取り付け器具を確かめ、作り手や店からの注文と配送を手配します。代金はお客様から作り手や店へ直接お支払いいただきます。作り手の手入れの説明もお渡しします。配線や天井の工事は、お客様または管理会社が依頼する電気工事士の仕事です。

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よくいただく質問

和紙の照明にはどの電球を使えばよいですか

照明に表示されている電球の種類と最大ワット数に従ってください。その範囲のLED電球は熱くなりにくく実用的ですが、それでも紙に触れないようにします。

和紙の照明はどう掃除すればよいですか

電源を切って冷ましてから、柔らかい刷毛、羽根はたき、冷風にしたドライヤーでほこりを払います。加工していない和紙に水やスプレーは使わず、拭くのは作り手が拭けると説明しているシェードだけにします。

紙の提灯は安全ですか

電球が照明の定格に合い、紙が電球から距離を保っていれば、安全に使えるように作られています。東京都の注意情報は、電球を紙や布で覆うことと、器具に適合しない電球を使うことに注意を呼びかけています。

東京の湿気で和紙の照明は傷みますか

夏の湿った空気は紙をやわらかくしたり、しみを作ったり、ほこりを付きやすくしたりします。換気、エアコンの除湿運転、浴室や台所から離して置くことが役に立ちます。

この記事には、日本の電気工事のルールについての一般的な情報が含まれており、法的な助言ではありません。個別のケースについては、建物の管理会社、電気工事士や建築士、または関係する窓口にご確認ください。

出典

  1. UNESCO, Washi, craftsmanship of traditional Japanese hand-made paper(和紙:日本の手漉和紙技術、人類の無形文化遺産の代表一覧表) (2025)
  2. Government of Japan, Highlighting Japan, The Traditional Light of Gifu Paper Lanterns(伝統のあかり「岐阜提灯」、2022年7月) (2022)
  3. 東京都 生活文化局「照明器具の発火等の事故に注意」 (2019)
  4. NITE(製品評価技術基盤機構)「照明器具による事故の防止について」 (2012)
  5. 気象庁 東京の平年値(1991〜2020年) (2021)
  6. e-Gov 電気工事士法(昭和35年法律第139号) (2025)

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