京都から奈良へは日帰りで無理なく行けます。近鉄の特急なら京都から近鉄奈良まで34〜39分で大人1人¥1,280、急行なら約47分で¥760です。東大寺の大仏殿は4月〜10月は7:30、11月〜3月は8:00に開き、春日大社の御本社参拝所は月によって6:30か7:00に開きます。どちらも奈良公園の中にあり、公園には1,687頭の野生の鹿がいます。9時前に着き、昼は庭園かホテルのダイニングでいただき、閉門前の1時間にもう一度公園へ戻るのがおすすめです。
この記事では、京都からの電車と車、東大寺、春日大社、依水園、ならまち、奈良県が定める鹿との接し方、拝観時間と料金、昼食の3か所、そして混雑を避けて回る1日の順番をまとめました。決まりと料金はすべて2026年10月28日に公式のページで読み、出典は最後に載せています。京都に長く滞在する旅の1日であれば、夜に戻る街については2026年の京都で変わったことをご覧ください。
要点
- 京都からの近鉄:特急で¥1,280(34〜39分)、急行で¥760(約47分)。観光特急「あをによし」は大人1人¥1,490です。
- 東大寺:大仏殿は7:30(4月〜10月)または8:00(11月〜3月)から。大人¥800で、支払いは現金のみです。
- 春日大社:御本社参拝所は6:30または7:00から無料。御本殿特別参拝は¥700で、9:00〜16:00です。
- 依水園:9:30〜16:30(入園は16:00まで)、火曜休園、寧楽美術館とあわせて¥1,200です。
- 鹿:鹿せんべい以外は与えず、触ったり追いかけたりせず、ゴミは持ち帰り、秋はオス鹿から距離をとってください。
京都からの行き方
寺社と公園へ向かうなら、近鉄が便利です。東大寺は、近鉄奈良駅から登大路を東へ歩いて約20分と案内しています。
近鉄
特急。2026年11月の平日で近鉄の経路検索を引くと、京都から近鉄奈良までの特急は34〜39分で、直通か大和西大寺での乗り換えでした。運賃¥760に特急料金¥520を足して、大人1人¥1,280です。特急はすべて座席指定で、乗車日の1か月前の10:30から予約できます。
急行。急行は予約が要らず、運賃の¥760だけで乗れます。同じ検索では大和西大寺で乗り換えて47〜48分でした。
あをによし。近鉄の観光特急で、ツインシートと3〜4人用のサロンシートがあります。京都から近鉄奈良までは、ツインシートを2人で、またはサロンシートを3〜4人で使う場合に大人1人¥1,490です。運行は1日に数本で、原則として木曜日は運休のため、到着の時刻は時刻表で決まります。
JR
JR奈良線が京都からJR奈良駅へ走っています。JR西日本の時刻表では、京都10:34発のみやこ路快速が奈良に11:21に着き、約47分です。JR奈良駅は公園から離れているため、東大寺は市内循環バスで「東大寺大仏殿・春日大社前」まで行き、そこから歩いて5分の道を案内しています。JRの運賃は公式のページで読めなかったため、載せていません。
専用車
東大寺は、名神高速道路の京都南インターから京奈和自動車道を経て約60分と案内しています。境内に専用の駐車場はないため、運転手が入口で降ろし、近くで待ちます。ご家族連れ、歩くのがゆっくりな方、帰りに宇治へ寄りたい方には車が向いています。1日の料金は日本の専用車の料金にまとめています。
東大寺と大仏
大仏殿は東大寺の金堂です。東大寺によると、1180年と1567年の兵火で焼け、1709年に落慶した今の建物は、創建時の幅の約6割に縮められています。それでも東西57m、高さ48.7mあり、東大寺は世界最大級の木造建造物としています。中の大仏は像高14.98mで、開眼供養は752年に行われました。
| お堂 | 時間 | 大人 |
|---|---|---|
| 大仏殿 | 7:30〜17:30(4月〜10月)、8:00〜17:00(11月〜3月) | ¥800 |
| 法華堂(三月堂)・戒壇堂 | 8:30〜16:00 | 各¥800 |
| 東大寺ミュージアム | 9:30〜17:30、入館17:00まで(4月〜10月)、9:30〜17:00、入館16:30まで(11月〜3月) | ¥800 |
| 大仏殿とミュージアムのセット券 | ¥1,200 | |
| 二月堂 | 24時間 | 記載なし |
東大寺はどのお堂でも現金のみの受け付けで、特別な行事や緊急の事態がない限り毎日開いています。
二月堂。大仏殿の裏の坂を上がった二月堂は24時間お参りでき、西に大仏殿の屋根と街を見渡せます。夜はお堂のまわりで静かにするよう東大寺がお願いしています。
正倉院展。奈良国立博物館の第78回正倉院展は2026年10月24日から11月9日までで、この期間は公園の人出が増えると考えてください。
春日大社と燈籠
春日大社は奈良公園の東の端、御蓋山(春日山)のふもとにあります。春日大社によると、御本殿は768年に勅命で造営され、全国のおよそ3,000社の春日神社の総本社で、境内には平安時代から奉納されてきた約3,000基の燈籠があります。春日大社と背後の春日山原始林は、1998年12月に「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。
- 御本社(大宮)参拝所。無料。3月〜10月は6:30〜17:30、11月〜2月は7:00〜17:00です。
- 御本殿特別参拝。¥700、9:00〜16:00。中門の前でのお参りと、回廊の釣燈籠の拝観ができます。決まった期間や祭典の日の午前(毎月1日・11日・21日など)は拝観できないため、日付を確かめてください。
- 国宝殿。一般¥700、10:00〜17:00(入館は16:30まで)です。
- 萬葉植物園。大人¥700、9:00〜16:30(入園は16:00まで)。6月〜3月は火曜休園、4月と5月は無休です。
公園から社殿への参道にはこの燈籠が並び、6:30や7:00であれば人はまばらです。
鹿との接し方
奈良公園の鹿は国の天然記念物で、野生動物です。奈良県は、飼育されている動物ではないとはっきり書いています。2026年7月の調査では、オス411頭、メス990頭、子ども286頭の計1,687頭でした。奈良県と奈良の鹿愛護会が、接し方をまとめています。
- 与えてよいのは鹿せんべいだけ。奈良公園では鹿に餌を与えることは禁止で、公園で売られている鹿せんべいだけが例外です。
- 触らない、追いかけない、じらさない。鹿せんべいはすぐに与えてください。奈良県は、鹿が突進する、角で突く、噛む、蹴ることがあると注意しており、子どもだけで近づかないよう求めています。
- 季節に気をつける。5月中頃から6月の出産期のあと、メス鹿は子を守るため気が荒くなります。9月〜11月はオス鹿の発情期で、さらに気が荒くなります。
- 紙やビニールを手放さない。鹿は地図やパンフレット、ビニール袋を食べてしまい、死んだ例もあります。奈良公園にはゴミ箱がないため、すべて持ち帰ってください。
依水園とならまち
依水園。国の名勝に指定された庭園で、東大寺の西隣、近鉄奈良駅から歩いて約15分です。時代の違う二つの池泉回遊式庭園からなり、1670年代に作られた周りから隔てられた前園と、若草山、御蓋山、東大寺南大門を借景にした明治期の後園があります。入園料には寧楽美術館も含まれ、中村家が集めた中国の青銅器、朝鮮の陶磁器、日本の茶道具などを見られます。
- 時間。9:30〜16:30(入園は16:00まで)。4月と5月は9:30〜17:00(入園は16:30まで)です。
- 休園日。火曜日(祝日の場合は翌平日)、12月末〜1月中旬、9月下旬の庭園整備期間です。
- 入園料。一般¥1,200。車椅子での園内散策はできません。
ならまち。伝統的な木造の町家が並ぶ奈良の旧市街です。奈良市の「ならまち格子の家」は町家を再現した施設で、入館無料、9:00〜17:00、月曜(祝日の場合は翌日)と祝日の翌日が休館で、近鉄奈良駅から歩いて約20分です。世界遺産の元興寺も同じ界隈にあり、近鉄奈良駅から歩いて約15分です。
昼食の場所
公園の中か隣にあり、それぞれのページにお品書きが載っている3か所です。
- 依水園の「三秀」。江戸時代前期に前園へ移築された三秀亭で、前園を眺めながら食事ができます。麦飯とろろ¥2,200が中心で、鰻とろ御膳¥4,200、抹茶¥1,200もあります。三秀の営業日と営業時間は庭園と異なると依水園が書いているため、お客様の日付で確かめます。
- 春日荷茶屋。萬葉植物園の正門横にある春日大社の茶屋で、10:30〜16:30(ラストオーダー16:00)です。看板は万葉粥¥1,200で、昆布だしと奈良の白味噌の粥に季節の野菜が添えられ、内容はほぼ月替わりです。柿の葉ずしと葛餅の付く大和名物膳は¥1,700です。
- 奈良ホテルのメインダイニング「三笠」。歴代のスペシャリテを受け継ぐフランス料理です。昼食は11:30〜15:00(ラストオーダー14:00)で、コースは税・サービス料15%込みで¥6,000〜¥11,000です。
静かな時間に回る1日の順番
私たちの経験では、奈良公園は京都や大阪からの日帰りの人が着く午前の中頃から混みはじめ、午後の中頃からまた落ち着きます。下の順番は11月の時間に合わせています。
| 時刻 | 場所 |
|---|---|
| 7:00 | 車で京都を出発、または早い特急に乗る |
| 8:00 | 開門と同時に大仏殿へ |
| 9:00 | 二月堂から燈籠の参道を春日大社へ。拝観できる日は9:00から御本殿特別参拝 |
| 11:30 | 荷茶屋、三秀、または奈良ホテルで昼食 |
| 13:00 | 依水園と寧楽美術館 |
| 14:30 | ならまちと格子の家 |
| 16:00 | 人の引いた公園へ戻り、夕暮れの二月堂へ |
4月〜10月は大仏殿が7:30、春日大社の御本社参拝所が6:30に開くため、同じ順番を30分早く始められます。混雑の避け方全般は日本で混雑を避ける方法にまとめています。
奈良に泊まる場合。1泊すると、夕暮れの公園を歩けて、朝早い電車に乗らずに大仏殿の開門に間に合います。
奈良の1日の手配
上の時間をもとに1日を組み立て、必要なものをお客様のお名前で手配します。
- 順番と時刻。お客様の日付で、春日大社の特別参拝の予定、依水園の休園日、あをによしの時刻表を確かめ、1日の順番を決めます。
- 昼食。奈良ホテルの席を手配するか、三秀のその日の営業時間を確かめます。食事の制限は日本語で書いて伝えます。
- ガイド。東大寺と春日大社を案内できる通訳案内士を手配します。料金は日本のプライベートガイドの料金をご覧ください。
- 車。京都のホテルからの往復に運転手を手配し、ご希望があれば帰りに宇治や平等院へ寄ります。電車を選ばれる場合、乗車券はお客様ご自身でお求めください。
出典と調べ方
- 近鉄、経路・運賃検索:2026年11月10日の時刻、運賃、特急料金
- 近鉄、観光特急あをによし:座席、料金、木曜の運休、1か月前からの予約
- JR西日本、みやこ路快速の時刻表:京都10:34発、奈良11:21着
- 東大寺、拝観時間・拝観料:拝観時間、拝観料、現金のみ
- 東大寺、大仏殿:大きさと歴史
- 東大寺、二月堂:24時間参拝可
- 東大寺、交通案内:徒歩、バス、車、駐車場
- 春日大社、基本情報:時間、料金、拝観できない日
- 春日大社、ご由緒と英語のページ:由緒、燈籠
- 春日荷茶屋とお品書き:営業時間と料金
- 奈良県、奈良公園のシカとの接し方:鹿との接し方
- 奈良県、奈良公園の鹿:2026年7月の頭数
- 奈良の鹿愛護会:季節ごとの注意
- 依水園、利用案内:時間、入園料、アクセス
- 依水園、食事処「三秀」:お品書きと料金
- 奈良市、ならまち格子の家:時間、入館
- 元興寺:ならまちの世界遺産の寺
- 奈良国立博物館:第78回正倉院展の会期
- 奈良ホテル、三笠:昼のコースと営業時間
よくあるご質問
京都から奈良まではどのくらいかかりますか
近鉄の経路検索では、京都から近鉄奈良まで特急で34〜39分・¥1,280、急行で約47分・¥760でした。JRは約47分、車は約60分です。
奈良は1日で足りますか
9時前に着けば、東大寺、春日大社、依水園、ならまちの散策まで、ゆとりをもって回れます。奈良に1泊すると、夕暮れの公園と、急がない大仏殿の朝が加わります。
東大寺と春日大社の拝観料はいくらですか
2026年10月28日時点で、大仏殿は大人¥800(現金のみ)、大仏殿とミュージアムのセット券は¥1,200でした。春日大社の御本社参拝所は無料で、御本殿特別参拝は¥700です。
奈良の鹿に餌をあげても大丈夫ですか
与えてよいのは公園で売られている鹿せんべいだけで、すぐに渡してください。奈良県は、春のメス鹿と秋のオス鹿はとくに、突進したり噛んだり蹴ったりすることがあると注意しています。触ったり追いかけたりしないでください。
奈良を訪ねるのに向いている時間帯はいつですか
朝早くと夕方です。大仏殿は季節によって7:30か8:00に開き、春日大社の御本社参拝所は6:30か7:00に開きます。
奈良の1日はSTAYGOが手配します
日程、京都でのお泊まり先、移動のお好みをお知らせください。その日の拝観時間に合わせた1日の順番、昼食の席、ご希望があればガイドや車をご提案し、お選びいただいたものを手配します。
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