日本の新幹線には3つの席種があります。普通車、グリーン車、そして2026年10月1日からのスプリームクラスです。JR東海とJR西日本が、東京と名古屋・大阪・広島・博多を結ぶ東海道・山陽新幹線に、施錠できる完全な個室を導入します。東海道新幹線に個室が現れるのは20年以上ぶりのことです。
1編成にちょうど2室。この少なさは意図されたものです。スプリームクラスとは何で、いくらかかり、誰に向くのかを順に見ていきます。
2つの個室
7号車は2室のうち大きいほうです。リクライニングシートが博多方を向き、ソファが東京方を向くので、2人で乗ると向かい合って座れます。大型スーツケースの置き場と、追加のテーブルが付きます。スプリームクラスで2人に対応するのはここだけです。
10号車は1名用の個室で、リクライニングシートが東京方を向きます。7号車より小ぶりですが、施錠できる扉も、個室としての静けさも、車内サービスも同じで、料金は低く抑えられています。2人分の広さに払わずに個室を使いたい方には、10号車が現実的な選択です。
室内にあるもの
両室に共通
- 施錠できる扉:ICカードまたはQRコードと連動した電子錠。鉄道の個室で電子錠が付くのは日本初です。
- 専用Wi-Fi:5G対応の透明ガラスアンテナを使い、車内の標準ネットワークとは別に用意されます。
- 座席スピーカー:Bluetooth接続で、列車では日本初。手持ちの端末をそのままつなげます。
- タブレット操作:照明、空調、車内放送を個室内から個別に調整できます。
- リクライニングシート:電動のランバーサポート、レッグレスト、大型のサイドテーブル。
- ウェルカムサービス:乗車時にドリンクと地域の菓子が出ます。
- モバイルオーダー:タブレットから飲食物を注文し、客室乗務員が届けます。代金は別途です。
「スプリームクラスはスマートEXとEX予約でのみ販売されます。紙のきっぷは発行されません。個室の扉は、予約に紐づいたICカードかQRコードで開きます。改札を通るのと同じカードです。」
料金を並べて見る
以下はすべてスマートEXとEX予約の料金で、運賃込みです。
7号車の料金は部屋に対するもので、1人あたりではありません。2人で使えば東京–大阪が合計¥60,500、1人¥30,250です。この割り方なら、グリーン車との差は1人あたり約¥10,000になります。
距離が長いほど、1キロあたりの上乗せは小さくなります。10号車で東京–博多なら、普通車との差は1キロあたりおよそ¥40で、東京–大阪の比率よりかなり低くなります。
予約の取り方
発売は2026年9月15日 午前5時30分(日本時間)、スマートEXまたはEX予約から。どちらもJR東海のチケットレス予約で、まだ口座をお持ちでなければ9月15日より前に登録が要ります。
海外からの旅行者も、海外発行のクレジットカードでスマートEXを使えます。個室の扉は乗車時に、口座に登録したICカード(Suica、ICOCAなど)か、アプリに表示されるQRコードで開けます。受け取る紙のきっぷはありません。
1編成に2室しかなく、当初の運行が1日12本に限られるため、発売日の需要はかなりのものになります。特定の列車を狙うなら、9月15日午前5時30分の予約を強くおすすめします。
「STAYGOは、日本の旅程の一部として、スマートEXの登録とスプリームクラスの予約をお引き受けできます。日本語の予約画面と向き合わずに個室を押さえたい方のために、シグネチャーとビスポークの手配に含まれています。」
誰に向くのか
東海道新幹線は、東京と日本でもっとも訪れられる街を結びます。東京から京都(多くは京都か新大阪で降ります)はのぞみで2時間15分。東京から広島は4時間を切ります。長距離の区間ではありません。都市間の移動ですが、スプリームクラスではその移動自体が旅になります。
この個室が効くのは、3種類の方です。ひとつは、都市間の時間を通話や集中した仕事にあてたいビジネスの方。Wi-Fi、Bluetoothスピーカー、そして施錠できる扉が、動く執務室を成立させます。ふたつめは、本来は公共の乗り物である場所で2人の時間がほしい方。みっつめは、普通車もグリーン車も経験したうえで、この路線の頂点が実際どうなっているのかを見たい方です。
純粋な快適さでいえば、北陸新幹線や東北新幹線のグランクラスに代わるものではありません。あちらの座席はもっと深く倒れ、サービスの中身も違います。ただ、スプリームクラスにはあちらにないものがあります。世界でもっとも定時性の高い高速鉄道の軸線、個室、そして東京駅から4時間以内に大阪や広島の中心へ着くことです。
これからの拡大
運行開始は2026年10月1日、1日12本から。JR東海は2027年3月までに約30本(8編成)、2028年3月までに65本(31編成)へ広げる計画です。半個室のスプリームクラスシート(10号車に1編成6席)は2027年度に登場します。
運行開始からの数か月は、走る列車が限られ、需要が集中します。2026年後半から2027年前半に日本を旅する予定でスプリームクラスを体験したい方は、これを旅程の後回しではなく、最初に押さえるものとして扱ってください。
旅程にスプリームクラスを入れる
STAYGOはスマートEXの予約、旅程全体のなかでの時刻の組み立て、そして日本の鉄道まわりの段取りをお引き受けします。スプリームクラスの個室の確保は、シグネチャーとビスポークのお客様に含まれます。
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