並の日本の旅と、とても良い旅とが分かれるのは移動です。公共の交通そのものは優秀です。ただ、荷物を抱え、言葉が分からないまま、待ってはくれない予約の合間にそれを使うのは、別の問題です。
ここでは、上質な旅行者が実際にどう動いているのかと、それぞれの手段が何のためのものかを書きます。
トヨタのアルファードとレクサスLMは、日本の上級の大型ミニバンで、街なかの移動と空港の送迎では、高い側の既定の選択です。専属の運転手、車内のWi-Fi、独立した座席のおかげで、車は立ち寄りの合間の仕事場にも居間にもなります。一行の誰も、駅の中をスーツケースを引いて歩きません。
コンシェルジュが足すもの: 価値は車を押さえることにはありません。その車がどこにいるかにあります。新幹線の改札のすぐ外で名前の札を持って立っている運転手、あるいは荷物がベルトに出るより前に到着階で待っている運転手。誰かを探す必要は一度もなく、いまどこですかと電話がかかってくることもありません。
都市のあいだ、東京から京都・大阪・北陸なら、新幹線は一貫して飛行機より好まれます。保安検査の列がなく、空港への移動もなく、街の中心から街の中心へ。上の側で変わるのは、どの等級に座るかです。
グランクラス は東北新幹線と北陸新幹線にあります。深く倒れる革の座席、食事の提供、そして二十人に満たない客室での乗務員の応対。ふつうの指定席とはまるで別ものです。東海道新幹線(東京–京都–大阪)では、これに当たる上の等級がグリーン車です。
貸切車両 は、JR各社が比較的最近始めた商品です。会社の団体や大人数の家族が、新幹線の一両をまるごと押さえ、ほかの乗客は入りません。値段は本気の額ですが、人目のない時間を望む十人以上の一行なら、計算が合うことはよくあります。
東京の中心から箱根までは、ふつうの道の混み具合でも二時間から三時間、混む時期はもっとかかります。専用のヘリコプターなら三十分で、晴れた日には地上からは見られない富士山の姿がついてきます。
それは移動を、旅の空白ではなく旅の一部に変えます。山の宿へ空から入るのは、道から玄関に着けるのとは別の到着です。
よくある経路: 東京から箱根、東京から伊豆半島、そして三重県のアマネムのような離れた場所にある上質な宿への移動。チャーターはふつう、実績のある運航会社を通して押さえ、最短の手配期間と天候の備えを最初から見込んでおきます。
日本は、世界でもっとも求められる豪華寝台列車のうち三本を走らせています。JR東日本のTRAIN SUITE 四季島は、何日もかけて東北と北海道を行きます。JR西日本のTWILIGHT EXPRESS 瑞風は山陰と山陽の海沿いを進みます。JR九州のななつ星in九州は、南の島の景色の中を走ります。どれも、走る距離と同じくらい、食事と、もてなしと、景色のために予約されます。
ここでの制約はお金ではありません。どの出発も需要は供給の五十倍から百倍に達し、ふつうの予約は、日本の外からは入るのがとても難しい抽選を通ります。
専門家の伝手が与えるもの: 一部の事業者は、公開の抽選の外にある専用の旅行商品として枠を持っています。ここに確実なものは何もなく、空きは出発日と季節によります。とはいえ、よほどの幸運がない限り、外国からの客がこれらの列車に乗るいちばん現実的な道です。
「日本での良い移動の組み立ては、着いたかどうかでは測れません。着いたときに、どういう状態でいるかで測ります。」
当たり前にしておくこと
予算がいくらであっても、日本の旅に入れておくべきものが三つあります。都市間の移動はすべて新幹線の指定席にすること。自由席ではなく、乗る前から自分の席があるようにします。ICカードは着く前に入金しておくこと。一行の誰も券売機の前に立たずに済みます。そして荷物は日本の宅急便の網で宿から宿へ送ること。街から街へは小さな鞄ひとつで動き、荷物は先に行きます。
良い旅と、とても良い旅を分けるのは、目玉の予約であることはめったにありません。たいていは、その二つのあいだの一時間です。移動を十四日の行程にどう収めるか。