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宿の情報を検索や予約の仕組みに正しく読ませる

宿を探す旅行者が、宿のページを1枚ずつ開いて読むとは限りません。検索の画面や予約サイト、旅の相談に答える仕組みが、旅行者の代わりにページを読み、条件に合う宿を絞って伝える場面が増えています。そうした仕組みに正しく読まれるかどうかは、ページに何がどう書いてあるかで決まります。この記事では、文字で書いておくこと、英語の書き方、構造化データ、予約と問い合わせの入口、確かめ方をまとめます。例文の中の時刻や金額はどれも例です。

代わりに読む仕組みが見ているもの

旅行者の代わりに宿を調べる仕組みが手がかりにするのは、ページに文字で書かれていることと、構造化データです。構造化データは、ページの中身を決まった書き方で書き込んだもので、Googleは、ページの中身を理解するために構造化データを使うと案内しています。

仕組みは、書かれていないことを確かめられません。料金や取り消しの条件が画像やPDFの中にしかない、英語のページには書かれていない、館のページと予約サイトで条件が違う、という宿は、聞かれても正しく答えてもらえず、候補から外れたり、違う条件のまま伝わったりします。

書いておくことは、旅行アドバイザーやお客様本人が予約の前に知りたいことと同じです。人に伝わるように書いたことを、機械にも読める形で置く。作業はそれだけです。

文字で書いておくこと

次のことを、公式サイトの本文に、日本語と英語の両方で書きます。画像の中の文字やPDFだけにしておくと、読み取られないことがあります。

  • 料金の決まり 1泊何名分の料金か、夕食と朝食が含まれるか、税とサービス料、入湯税の扱い。
  • 取り消しと前金 何日前から取消料がかかるか、前金の有無と支払い方。
  • 子どもと人数 何歳から大人の料金か、添い寝はできるか、1部屋に何名まで泊まれるか。
  • 到着と出発の時刻 チェックインの始まりと終わり、遅く着くときの連絡先、チェックアウトの時刻。
  • 食事の制限とアレルギー どの制限に、どこまで応じられるか。いつまでに知らせればよいか。
  • 送迎と行き方 送迎の有無、申し込みの期限、最寄りの駅や空港からの道のり。
  • 風呂の決まり 貸切風呂の予約の仕方、タトゥーのある方の扱い。
  • 英語の窓口 どの連絡先に、誰が、どのくらいで返事をするか。

書き方の細かいところは、海外のお客様に伝わる料金と取り消しの書き方と海外のお客様に伝わる客室の説明にまとめています。

英語で書くときの形

1つの文に1つの条件を書きます。数字と単位を必ず入れ、「お問い合わせください」で終わらせません。聞かれる前に答えが書いてあれば、仕組みもそのまま答えられます。

Check-in is from 15:00 to 19:00. Check-out is by 10:00.

チェックインは15時から19時、チェックアウトは10時までです。

If you will arrive after 19:00, please email us by noon on the day of arrival.

19時より遅く着かれる場合は、当日の正午までにメールでお知らせください。

Room rates include dinner and breakfast for each guest. The accommodation tax and the bath tax are paid at check-out.

お部屋の料金には、お一人ずつの夕食と朝食が含まれます。宿泊税と入湯税は、チェックアウトのときにお支払いいただきます。

Cancellations made 3 days or more before arrival are free of charge. From 2 days before arrival, 50% of the room rate is charged.

到着の3日前までの取り消しは無料です。2日前からは、お部屋の料金の50%を申し受けます。

Please tell us about any food allergies at least 7 days before arrival. We can prepare meals without shellfish, nuts, wheat or dairy.

食物アレルギーは、到着の7日前までにお知らせください。甲殻類、ナッツ、小麦、乳を使わない食事をご用意できます。

A free shuttle runs from [station name] Station between 14:30 and 18:00. Please book it at least one day in advance.

[駅名]駅から、14時30分から18時まで無料の送迎があります。前日までにお申し込みください。

構造化データで同じことを伝える

本文に書いたことは、構造化データでも伝えられます。宿の種類は schema.org の LodgingBusiness(ホテルや旅館などの宿泊業)で、たとえば次のような項目があります。

  • checkinTime チェックインできるいちばん早い時刻。
  • checkoutTime チェックアウトのいちばん遅い時刻。
  • availableLanguage 宿で使える言葉。
  • amenityFeature 露天風呂、貸切風呂、送迎などの設備やサービス。
  • petsAllowed ペットを連れて泊まれるか。

構造化データには決まりがあります。Googleは、ページを読む人に見えない内容を構造化データに書かないこと、ページの主な中身を表していない構造化データは扱わないことを定めています。構造化データは本文の写しとして置き、本文に無いことは書きません。

構造化データを入れても、検索の画面に必ず出るわけではありません。Googleは、正しく書いても表示を約束しないと案内しています。構造化データは、本文と同じ内容を、機械に間違いなく伝えるための補いと考えます。

予約と問い合わせの入口

調べた先で予約や問い合わせに進めなければ、旅行者はほかの宿へ移ります。入口は、どのページからも同じ場所に置きます。

  • 公式の予約ページ 空室と料金を見て、そのまま予約できるページへのリンクを、どのページにも同じ言葉で置きます。
  • 館の窓口 問い合わせ先は、館の共通の連絡先にします。担当者個人のメールだと、その人が休みの日に返事が止まります。
  • 問い合わせの項目 到着の時刻、人数と年齢、食事の制限、送迎の要否、記念日を、最初の問い合わせで聞ける形にしておくと、往復が減ります。

問い合わせで何を聞かれるかは、海外のお客様が予約前に宿へ聞くことにまとめています。

確かめ方

書いたあとは、次の四つを確かめます。

  • 文字として選べるか 条件の文をなぞって選び、コピーできれば、文字として書かれています。
  • 英語にも同じ条件があるか 日本語のページにだけある条件がないかを見ます。
  • 数字が揃っているか 日本語と英語、公式サイトと予約サイトで、時刻、金額、日数が同じかを見ます。食い違うと、どちらが正しいか伝わりません。
  • 構造化データが本文と同じか Googleのリッチリザルトテストで、書いた項目が読み取れるかと、本文と同じ値かを確かめます。

まとめ

旅行者の代わりに宿を調べる仕組みに正しく読まれるには、料金、取り消し、子ども、到着の時刻、食事の制限、送迎、風呂の決まり、英語の窓口を、本文に日本語と英語で書き、同じ内容を構造化データで伝え、予約と問い合わせの入口をどのページからも同じ場所に置きます。どれも、旅行アドバイザーとお客様本人に読みやすいページと同じ作業です。

STAYGOコンサルティングの実装では、貴館の決まりを英語と日本語で書き起こし、公式サイトの本文と構造化データ、予約と問い合わせの入口を、同じ内容でお作りします。

出典

まずは無料の簡易見立てから

宿の名前と、公式サイト、ご利用中の予約サイトのURLを、LINEかメール([email protected])でお送りください。旅行アドバイザーの目線で拝見し、3日以内に、優先して直したい3点をお伝えします。ご連絡には、翌日中にお返事します。

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