日本は世界でも指折りの買い物先です。世界のラグジュアリーブランドはすべてここに旗艦店を持ち、建物として見に行く価値のあるものも何軒かあります。それより強いのは国内の品物です。包丁、ウイスキー、茶、陶磁器、漆器、デニム。輸出の過程ではまず残らない水準で作られています。

ここでは東京の主な三つの街、銀座、表参道、代官山を扱います。そのあとで、具体的に何を買うか、京都の専門店、免税の手続き、そして重い買い物を家まで届ける方法をまとめます。決まり、値段、店の情報は2026年10月28日に公式のページで読んで確かめ、出典は最後に並べています。

要点

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銀座:旗艦店の街

銀座は東京でいちばん古く、いちばん格式のある買い物の街です。ボンドストリートやサントノレ通りにあたりますが、もっと凝縮していて、百貨店の質は上です。エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネル、カルティエがいずれも大きな旗艦店を構え、そのうち何軒かは東京のために建てられたものです。中央通りのエルメスの建物はレンゾ・ピアノの設計で、建築としてそれだけで見に行く価値があります。

二つの主要な百貨店、銀座三越と松屋は、何も買うつもりがなくても入る価値があります。三越の地下の食品売り場、いわゆるデパ地下は並外れています。惣菜、生鮮、和菓子、輸入品、そしてきちんと見るだけで一時間かかる専門の棚が並びます。2026年11月1日からの免税でも、三越では購入日に免税カウンターでの手続きが引き続き必要です。返金はそのあと、出国のときに税関の承認を受けてから、クレジットカードなどへ戻ります。

2017年4月20日に開いたGINZA SIXは、この街の大きな商業施設です。海外ブランドと日本のデザイナー、地下の食品フロア、屋上の庭園、そして観世能楽堂が入っています。営業時間は店舗が10時30分から20時30分、レストランが11時から23時で、一部の店は異なります。中央通りの伊東屋は文具の店で、12階のCAFE Stylo まで続きます。平日は10時から20時、日曜と祝日は19時までです。少し歩いた銀座5-3-1のGinza Sony Parkは2025年1月26日に新しい建物で開業しました。決まった店は置かず、各階で入れ替わる催しや展示を行っています。

日本の百貨店の地下食品フロア、デパ地下は、それ自体がひとつの業態です。惣菜と生鮮と和菓子と各地の名物が一層に並び、市場と総菜店のあいだのような場所です。ほとんどの人が、予定より長くそこにいます。


表参道:東京のモンテーニュ通り

表参道は南青山を通る広い並木道で、東京でパリのモンテーニュ通りにいちばん近い場所です。規模は違い、もっと詰まっていて歩きやすいのですが、高級店の密度と建築の質は世界のどこと比べても引けを取りません。

建築として押さえておきたい建物がいくつかあります。プラダ青山はヘルツォーク&ド・ムーロン(プリツカー賞受賞)の設計で、菱形のガラスが連なる塔です。トッズ表参道は伊東豊雄の設計で、交差する樹形のコンクリートが構造と外観を同時に担っています。表参道ヒルズは安藤忠雄の設計で、外の歩道からそのまま続く傾いた床が、中央の吹き抜けを螺旋に回ります。

これと並行して走るのがキャットストリートです。細い通りに、ストリートウェア、新しい日本のデザイナー、古着屋、個人経営のカフェが並びます。裏原宿(原宿駅の裏手の路地)には本格的な古着と日本のストリートウェアがあります。竹下通りそのものは若者文化とコスプレの場所で、一度歩いてみると面白い場所です。


代官山:独立系の店とデザイン

渋谷から徒歩十分の代官山は、東京の独立系の店が集まる場所です。旗艦店も百貨店も、分かりやすいラグジュアリーの看板もありません。代わりにあるのは、ブティック、現代の日本のメンズとレディース、デザイン寄りの生活道具、小さなギャラリー、そして落ち着いたカフェの数々です。

デザイン小売
代官山 T-SITE

本、音楽、映画、そしてスターバックスが入る三棟続きの蔦屋書店 T-SITE は、小売のデザインを考える人にとっての基準点です。棚は暮らしの場面ごとに組まれ、たいていの都市の書店には無い海外の書籍や雑誌も置いています。設計はクライン・ダイサムで、外観は蔦屋のロゴから起こした格子で覆われています。すぐ近くのログロード代官山は、使われなくなった線路の上に作られた小さな商店の道です。

猿楽町とヒルサイドテラスの周りのブティックには、銀座に旗艦店を持たない現代の日本のデザイナーがいます。この水準の日本の綿、革、仕立ての質は、欧米のたいていの都市で手に入るものとは本当に違います。


木の棚に並べられた和包丁

日本で本当に買うべきもの

世界のラグジュアリーブランドは、免税を通したあとの値段が他国とほぼ同じです。日本の買い物が本当に強いのは、国内の質がとても高く、しかも輸出が限られている分野です。

酒
ジャパニーズウイスキー

年数を重ねたジャパニーズウイスキーは、海外より日本のほうが定価で見つけやすいのですが、数の少ない瓶は割り当てになっています。サントリーは2026年4月の出荷分から再び値上げし、山崎18年の希望小売価格は税別61,000円になりました。2026年10月には Amazon がこの価格(税込67,100円)で招待制の抽選販売をしており、ほかの出品は送料込みで10万円ほどからでした。探す先は百貨店の酒売り場と、東京駅八重洲地下街のリカーズハセガワのような専門店です。瓶は荷物に入れて持ち帰る前提で考えてください。日本郵便は、アルコール度数24%を超える飲み物を国際郵便で受け付けていません。買う前に、ご自身の国の酒類の免税範囲も確かめてください。

台所
包丁

日本の包丁、とくに手打ちの炭素鋼は、技術的にとても完成度の高い刃物です。東京の合羽橋には、1912年に最初の道具商が店を開き、いまは包丁の専門店が何軒もあります。京都の錦市場の有次は1560年の創業とされ、槌で刃に名を入れるコーナーがあります。営業は10時から17時で、水曜日と1月1日から3日は休みです。炭素鋼はステンレスより手入れが要りますが、切れ味がはるかに長く持ち、使うほどに色が育ちます。

衣
ジャパンデニム

日本のデニムには、熱心な愛好家がいます。ステュディオ・ダルチザン、鬼デニム、サムライジーンズ、キャピタルといった作り手は、本気の愛好家がそのためだけに日本へ来るほどの服を作ります。東京には専門店が何軒もあり、原宿の古着屋には穿き込まれた個体が並びます。

工芸
陶磁器・漆器・茶

京都の清水焼と金沢の九谷焼は、日本で格の高い焼き物の流れです。漆器なら象彦。1661年に象牙屋として店を開いたのが始まりです。京都寺町本店は寺町通二条上ルにあり、10時から18時の営業で、火曜日が休みです。抹茶と煎茶は、1717年に始まる一保堂が基準になり、京都本店には喫茶室「嘉木」があります。鶴屋吉信や末富の和菓子は、食べられる贈り物として良いものです。風呂敷は軽く、実用になり、古典から現代まで柄が揃っています。

和牛は、持ち帰れることがまずありません。米国の税関は、外国のほとんどの国からの生、乾燥、缶詰の肉と肉製品は米国へ持ち込めないとしています。日本の動物検疫所も、渡航先の決まりを確かめ、出発する空港の動物検疫所に早めに相談するよう案内しています。だから、ここで食べてください。どのみち、ここで食べたほうがおいしい。


京都で買う

錦市場は四条通の一本北にある、長さ約390メートルのアーケードです。京都で名の知られた食の市場で、中心部に残る数少ない本当に地元の商店街でもあります。商店街は400年の歴史を挙げています。通路は狭く、売り手はそれぞれの専門を持ち、品揃えは豆腐や漬物から、酒、食べ歩きの品、包丁屋まで広がります。商店街は、食べながら歩かないよう求めています。買ったお店の前か店内で食べてください。行くなら午前10時より前。昼前には団体客が入り、動くのが難しくなります。

四条と河原町の周りの通りには、京都の専門店がもっとも濃く集まっています。呉服と織物の店、酒屋、香の店、和紙の店。嵐山にも竹細工、香、織物を売る工芸の店がありますが、質の幅はかなり大きいです。

和菓子なら、1803年創業の鶴屋吉信。本店は西陣、堀川今出川の交差点の北西にあります。2階の「菓遊茶屋」はカウンター6席で、職人が目の前で季節の生菓子をつくり、お抹茶とともに出します。予約が優先です。1893年創業の末富は下京区の松原通室町にあり、季節に強く寄せた菓子を作ります。菓子というより彫刻に近いものです。注文も受けています。どちらも、季節の菓子はその日のうちに買うか、前もって注文してください。


免税と発送

2026年11月1日から、日本の免税の買い物は、あとで返金を受ける形になります。免税店ではパスポートを見せ、消費税込みの値段を払います。日本を出るときに、品物を持って出ることを税関が確かめたあとで、消費税分が返ってきます。返金するのは店か、店から頼まれた返金の事業者で、返金先の登録は買うときに店が案内します。返し方は法律で一つに決まっておらず、銀行振込、クレジットカード、アプリ、税関の確認後に空港で受け取る現金などがありえます。店ごとに確かめてください。百貨店では、免税カウンターでの手続きは今後も続きます。たとえば銀座三越は、購入日に免税カウンターでの手続きが引き続き必要だと案内しています。2026年10月31日までの買い物は前の仕組みのままで、消費税はレジで差し引かれます。

新しい仕組みでは、1つの店で1日に税抜5,000円以上買うと対象になります。一般物品と消耗品の区分はなくなり、消耗品を封をした袋に入れる特殊包装もなくなります。金やプラチナの地金と金貨などは対象外です。そのぶん大事になるのが二つの決まりです。自分で持って出国できる量だけ買うこと。食品や飲み物、化粧品を日本で使わないこと。日本で消費したものは税関の確認を受けられません。1枚のレシートの品が1つでも欠けると、そのレシートの分は返金されません。

出国の日は、荷物を預ける前に、国際線の出発ロビーにある免税手続の端末でパスポートを読み取ります。期限は購入日から90日以内で、翌日から数えます。11月1日に買ったものなら、翌年1月30日までに確認を受けます。画面が赤になったら、税関で品物を見せます。預けたスーツケースは免税手続のために引き戻せないので、端末へは免税で買ったものをすべて持って行ってください。確認は搭乗手続を終える前に済ませる必要があるため、空港には余裕をもって着いてください。成田、羽田、関西、中部、福岡、新千歳、那覇では、出発ロビーの専用Wi-Fiの範囲で Visit Japan Web からも手続きできます。税抜100万円以上の時計や宝飾品は、店がブランド、型番、シリアル番号まで記録します。

買ったものを家へ送る手段。送料は大きさ、重さ、届け先で変わります
品発送の手段
陶磁器・漆器日本郵便の EMS(30kgまで、120以上の国と地域)またはヤマト
百貨店での買い物店頭からの海外発送(店で確かめてください)
ジャパニーズウイスキー荷物に入れて持ち帰ります。日本郵便はアルコール度数24%を超える飲み物を受け付けていません
大きな荷物・重い荷物ヤマトの国際宅急便(戸口から戸口まで、200以上の国と地域)

免税で買ったものは、ご自身と一緒に日本を出る必要があります。買ったあとに自分で郵送すると、税関の確認の場に品物が無いため、免税を受けられません。店が売ったその場で運送会社に渡し、海外へ直接送る場合は、輸出という別の扱いになります。その会計で消費税がどう扱われるかは、店で確かめてください。STAYGO は、どれを持ち帰り、どれを送るかを一緒に考え、かさばるものの発送の段取りも承ります。返金そのものは、お客様と店のあいだの手続きです。

出典と調べ方

下のページは2026年10月28日に読み、店や役所への問い合わせはしていません。送料は大きさ、重さ、届け先で変わるため、金額は載せていません。店の営業時間は季節で変わるので、行く前に確かめてください。

よくあるご質問

外国人は、日本での買い物で税金の払い戻しを受けられますか

受けられます。免税店で、1つの店で1日に税抜5,000円以上買うと対象になり、パスポートが必要です。2026年11月1日からは、店で消費税込みの値段を払い、購入日から90日以内の出国のときに税関が持ち出しを確かめたあとで、店から消費税分が返金されます。空港では、荷物を預ける前に免税手続の端末で確認を受けてください。2026年10月31日までの買い物は前の仕組みのままで、消費税はレジで差し引かれます。

日本で買う価値のある高級品は何ですか

年数を重ねたジャパニーズウイスキーを、見つかればサントリーの希望小売価格で買えます。山崎18年は2026年4月から税別61,000円で、抽選で売られることが多い品です。質の高い包丁(とくに京都の有次のような専門の作り手による炭素鋼のもの)は世界水準で、欧米の市場よりはるかにお買い得です。上質な日本のデニム、一保堂のお茶、京都の陶磁器、漆器もすぐれた買い物です。和牛は輸入規制のため、ほとんどの国へは持ち帰れません。

GINZA SIXとは何ですか。訪れる価値はありますか

GINZA SIXは2017年4月20日に開業した大型の高級商業施設です。日本と海外の高級ブランド、地下の食料品売り場、屋上庭園、観世能楽堂があります。ラグジュアリーな旅行者にとって訪れる価値があり、とくに海外ブランドの旗艦店と日本のデザイナーブランドがそろっている点が魅力です。

日本で買ったものを自国へ送れますか

送れます。主要な百貨店のほとんどは、店舗から直接の国際配送を受け付けています。個人の店での買い物なら、日本郵便(EMS は30kgまで)とヤマト運輸(クロネコ)がどちらも国際小包のサービスを提供しています。陶磁器や漆器のような重い品は、持ち歩くより送るほうが楽です。ウイスキーは荷物に入れて持ち帰ります。日本郵便はアルコール度数24%を超える飲み物を受け付けていないためです。免税で買ったものは別です。ご自身と一緒に日本を出る必要があり、自分で郵送すると免税を受けられません。

STAYGO が東京と京都の日程を組みます

STAYGO は銀座での個別の買い物のお時間、京都の工芸の店へのご紹介、そしてそのあとの発送まで手配します。

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