東京には予約のしくみが二つあります。一つは目に見えるもので、アプリ、予約サイト、ホテルのコンシェルジュ、たまに英語でかかる電話。もう一つは完全に表面の下で動いています。動かしているのは関係と、再訪と、紹介です。東京でいちばん名前の挙がる店は、ほとんど後者だけに住んでいます。

なぜそうなっているのか、そしてそれが旅の組み立てに何を意味するのかが分かると、現実に取れるものが変わります。


最高の席がオンラインに出てこない理由

八席の懐石カウンターは、月に一度、六週間先の予約帳を開きます。最初の一時間で、その日付のほとんどが以前食べに来た常連で埋まります。残りは、店がすでに知っている誰かに紹介された客へ行きます。予約サイトや旅行サイトに順番が回ってくる頃には、そもそも回ってくるとしても、出せるものがほとんど残っていません。

意図して締め出しているわけではありません。一晩に八人、週に五晩の店が出せる席は四十。常連の割合が60%を超えると、規模の小ささと需要の高さだけで、見知らぬ客のぶんはほとんど残りません。悪気のない人でも同じです。

東京でいちばん評価の高い店は、この形で動いています。神楽坂の石かわは十年以上三つ星を保っていて、席の大半を常連と、信頼している仲介を通って来る客に充てることで知られています。同じ神楽坂の虎白も近い形です。京都の菊乃井の東京店である菊乃井 赤坂は、いくらか入りやすいものの、やはり先にある関係で動いています。


誰が先に席を取るのか

順番はおおよそこうです。常連、つまり一度以上食べに来ていて店の人が顔を覚えている客は、予約帳が開くときに先に連絡が来るか、早く入れてもらえます。その下が紹介で来る客です。店が信頼している誰かが新しい客を保証していて、そこには保証した側の責任が伴います。その下が、店が一目置いているホテルのコンシェルジュとの関係。さらにその下の、狭く残った場所に一般の客がいます。

ふるいは金額ではありません。こうした店の多くは、誰であっても値段は同じです。ふるいになるのは馴染みと信頼です。年に2,500食を出す店は、その一晩一晩の質と揺れの無さで評判を作ってきました。知らない客は、読めない危うさを持ち込みます。

「食事代を払えるかどうかが問われることは、まずありません。店が知りたいのは、あなたが誰で、店が信頼している誰かがあなたを保証できるかどうかです。」


入り口は三つ

ホテルのコンシェルジュ
レストランとの関係が出来ている高級ホテルで機能します。ある種の店には確実ですが、いちばん閉じた店には届きません。
現地のスペシャリスト
何年もかけて作った料理人や店主との直接の関係を持ちます。コンシェルジュでは届かない店に届きます。
直接あたる
日本語が話せて事情を説明できる客には、ときどき通ります。いちばん人気のカウンターでは、まず通りません。

ホテルのコンシェルジュの道は通りますが、条件が付きます。アマン東京、ザ・ペニンシュラ、パーク ハイアットのコンシェルジュは、ホテル経由の客を少数受け入れる取り決めのある店に電話ができます。一定の範囲の店には安定して効きます。石かわや神田のように、店主である料理人が店を締めて客とのやり取りを全部自分で見ている店では、ホテルからの紹介は確実な入り口ではありません。

何度もその店で食べていて、日本語でやり取りし、厨房に名前が通っているスペシャリストは、まったく別の種類の入り口を持っています。その人が予約を頼むとき、店が見ているのは見知らぬ外国人ではありません。すでに関係のある相手からの予約を受けているだけです。


ランチという入り口

東京の食事でいちばん使われていない手がランチです。夜はまず取れない懐石の多くが、およそ半額の昼のコースを出していて、席の取り合いははるかに緩やかです。厨房は同じで、材料もたいてい同じ。食事が短くなるだけで、その店の格を落とした版ではありません。

一度も行ったことのない店に初めて入ろうとする客にとって、ランチはたいていいちばん筋の通った道です。それで店の記録にあなたが残ります。次に来たとき、あるいは次の旅で、その記録が夜の予約をぐっと現実的にします。

抜け道ではありません。東京でいちばん熱心な常連の多くが、そうやって始めています。まず昼、夜は次の旅で。日本の食事を真面目に考える客にとっては、ごく普通の順番です。


STAYGOがしていること

STAYGOのレストランへの入り口は、何年にもわたる予約の積み重ねと、店主や料理長との直接のやり取り、そして行儀よく、きちんと現れ、出されたものに真面目に向き合う客の記録の上に立っています。STAYGOが予約を頼むとき、そこには背景が付いています。誰が来るのか、これまで何を食べてきたのか、食べられないものは何か、どんな時間を求めているのか。

これで頼みの性質が変わります。匿名の予約ではなく、STAYGOが知っていてSTAYGOが保証する特定の人を受けてください、という頼みになります。このしくみを上から下まで動かしているものと、同じものです。

どの店も、どの日も取れるわけではありません。ただ、スペシャリストの関係が届く範囲は、どのプラットフォームも、アプリも、飛び込みの問い合わせも開けない広さを持っています。

正しい席も旅の一部

STAYGOは東京と日本各地のレストランの手配をします。三つ星の懐石から、オンラインには一度も出てこないカウンターまで。

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