「日本のよい旅はいくらかかるか」への正直な答えは、旅そのものは問いの一部でしかない、というものです。同じ金額を使った二人が、まったく違う十四日間を持ち帰ります。日本では費用を決めるのは部屋の値段よりも、その部屋のまわりに日々をどう並べたかだからです。何度移動するか、どの夜を旅館で過ごすか、専属ガイドを実際に何時間使うか、そして国じゅうが動く週に旅をするかどうか。

ここでは価格表ではなく、費用の「かたち」を示します。日本のホテル・旅館・レストランの料金は季節と空き状況で動き、記事に書かれた数字はひと月で古くなります。動かないのは支出のかたちで、計画を立てられるのはそちらです。


お金は実際どこへ向かうか

十日から十四日のビスポークな旅では、支出は大きい順に五つに分かれます。宿泊、食事、専用の移動とガイド、手配を要する体験、そしてプランニング費用です。

宿泊が最も大きく、最も伸縮します。東京のホテルのスイートと、山あいの小さな旅館の一室は、一泊の額が同じでも同じ商品ではありません。旅館の料金には二食が含まれ、夕食はその晩泊まる人数ぶんだけ仕立てられ、建物には八室しかないこともあります。旅館の夜が一泊あたり高く見えて、旅程全体でいちばん価値が高いことが多いのはそのためです。

食事は予算が静かに分かれるところです。八席のカウンターが、泊まった部屋より一人あたり高くつくことがあります。同じ店の昼は夜の三分の一で済むこともあります。週に二度きちんとした夕食をとり、ほかの晩は簡素にする旅人のほうが、毎晩名店を予約して七軒目で味が分からなくなる旅人より、支出は少なく、そしてたいていよく食べています。

移動は思うより小さく、ガイドは思うより大きい。新幹線は贅沢な支出ではありません。京都で一日運転手を付けること、あるいは寺の書を読め、門を開ける人と関係がある案内人を頼むことは、贅沢な支出です。

総額を最も押し上げるもの

順に三つ。桜、ゴールデンウィーク、紅葉の週に旅をすること。最上の宿はそれなりの値を付け、そこそこの宿まで最上の宿のような値を付けます。次に、移動しすぎること。移動のたびに半日ぶんの価値が消えます。そして、いちばん小さい部屋がすでに美しい建物で、最上位の部屋に固執すること。

「日本で高くつく失敗は、選んだ部屋ではありません。余分な四回の移動と、旅した週と、味の分からなくなった六回の夕食です。」

STAYGOの費用と、それが別建てである理由

STAYGOのプランニング費用は定額で、作業を始める前にお伝えします。7〜10日の旅程がEssential・1,500ドルから、10〜14日がSignature・3,500ドルから、それ以外はお話ししてからのお見積もりです。十時間で仕上がっても四十時間かかっても額は同じです。時間で請求すると、間違ったものに報酬が付くからです。

それ以外はすべて、提供する側の料金でお客様が直接お支払いになります。ホテル、旅館、レストラン、運転手。先方の数字と私たちの数字が見え、二つは混ざりません。多くの旅行サービスは自社の取り分を総額に織り込みます。だから一括の価格は安く見えて、実際には高くつきます。プランニング枠の確保に25%、残り75%はご出発の60日前まで。決済はStripeです。

実際上の意味は、私たちと交渉し直さずに旅の費用を上げ下げできる、ということです。旅館を一泊減らす、ガイドを二日足す。それは現地へのお支払いを変えますが、私たちの費用は変わりません。定額にしている理由はこちらに書いています

同じ予算の三つのかたち

総額より「かたち」で考えるほうが役に立ちます。同じ予算でも、並べ方で三つの違う旅になります。

行き先を減らし、部屋をよくする。東京と京都だけ、四泊と五泊、あいだに旅館を一泊。移動が少なく、深く、記憶に残る三つの建物にお金が集まります。初めての日本なら、ほとんどの場合これが正解です。

距離を伸ばし、夜を軽くする。東京、金沢、京都、そして瀬戸内に一泊。部屋は「よい」止まりにして、浮いた分を専属ガイドと、入りにくい場所への手立てに使う。二度目の日本、あるいは移動そのものに元気が出る方に向いています。

ひとつだけ特別なものを。ふつうの旅程に、高価な中心をひとつ。源泉かけ流しの露天風呂が付いた旅館の一泊、寝台列車の一区間、六人しか座れない部屋での懐石。人が覚えているのは平均ではなく、外れ値です。

七日か十四日かで迷っているなら7日と14日の違いを、宿泊費の多くを決める旅館の等級については旅館の選び方をご覧ください。

お金の話の前によく聞かれること

同じ水準ならヨーロッパより高いですか

最上級では、おおむねそうではありません。円安でその差は開きました。違うのは、同じ金額が「珍しいもの」を買える場所です。同じ支出で、日本のほうがヨーロッパより個性のある部屋が取れ、夕食は高くつきます。

コンシェルジュを使うと旅は高くなりますか

費用は実際にかかり、上乗せです。変わるのは、残りのお金が何を買うかです。予約サイトに出なかった部屋、見知らぬ客を取らないカウンター、調べものに費やさずに済んだ一週間。それが1,500ドルに見合うかは、お問い合わせの後ではなく前に考えるべき、まっとうな問いです。

もっと安くできますか

できますし、多くの旅ではそうすべきです。二都市、旅館ひとつ、専属ガイドなしなら、ご自分で調べきれます。私たちが役に立つのは、日本の外からでは満たしにくい条件がある旅です。

決める前に、数字を

日程、人数、そしてどんな旅がお好みかをお知らせください。作業を始める前に、旅の見込み額と私たちの費用をお伝えします。

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